以下の門の種類名称については、「水戸にある門の形式」を見て下さい。
報仏寺(河和田町887)
棟門です。かつての城跡に建てられただけに、なんとなく城門のような雰囲気が感じられます。
妙徳寺(加倉井町909)
四脚門です。地名の加倉井は隠井とも書いたそうで、寺の山号は隠井山となっています。今はなくなってしまった常陸の湯(妙徳寺の奥の院)の泉源を隠井呼んでいたことからのようです。
桂岸寺愛染堂(松本町13-19)
四脚門です。この門は、二の丸にあった、水戸徳川家の霊廟の門を移築したものだそうです。霊廟は、戊午の密勅(ぼごのみっちょく)が納められていたという、幕末の水戸藩騒乱の一場面になった所だそうです。
六地蔵寺(六反田町767)
四脚門です。改修工事が終わったようですが、古い材をなるべく残すための複雑な継ぎ手を見ることができます。
薬王院(元吉田682)
八脚門です。左右に仁王がおさまっていている、いわゆる仁王門です。茅葺(かやぶ)きだったり、仁王の部屋は一段地面から高く作られていたり、間斗束(けんとづか 写真)途中に装飾がついていたり、いろいろ見ることができます。