二色の正方形か長方形を交互に並べた市松模様は、縦縞・横縞が交差してできる模様である格子模様の一種だそうですので、いっしょに取りあげます。市松という言葉は、江戸時代の歌舞伎役者・佐野川市松が、白と紺の正方形を交互に並べた模様を好んだのでいわれるようになったそうです。伝統的模様には現在でも新鮮なものが数多くあるようですが、この格子模様などはその一つでしょう。

塀(本町1)
塀の土台部分に白黒の市松模様ブロックがありました。

法面補強(北見町3)
崖上に法務総合庁舎が建設中ですが、その北側法面(のりめん)補強のためにつくられたようです。20mくらいの標高差があるようですが、その斜面に沿った四角形が、きれいに並んでいました。
崖上に法務総合庁舎が建設中ですが、その北側法面(のりめん)補強のためにつくられたようです。20mくらいの標高差があるようですが、その斜面に沿った四角形が、きれいに並んでいました。

灯籠(桂岸寺 松本町13-19)
境内にある稲荷社の前にある灯籠に市松模様がありました。
境内にある稲荷社の前にある灯籠に市松模様がありました。

床(三の丸庁舎 三の丸1-5)
茨城県庁として昭和5年に竣工したこの建物は、当時はモダンそのものだったのでしょう。昭和29年に4階を建て増しして、東日本大震災後、再び3階に戻したそうです。古いままの柱や天井、シャンデリアなどのデザインも楽しめます。
茨城県庁として昭和5年に竣工したこの建物は、当時はモダンそのものだったのでしょう。昭和29年に4階を建て増しして、東日本大震災後、再び3階に戻したそうです。古いままの柱や天井、シャンデリアなどのデザインも楽しめます。

壁(宮町2)
東照宮の階段側にある宮下銀座の入口あたりの壁に縦横の市松模様がありました。
東照宮の階段側にある宮下銀座の入口あたりの壁に縦横の市松模様がありました。