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水戸の見て歩き

水戸の鞘堂(4)

2021-02-19 19:58:55 | 水戸

 今回も本堂を覆う鞘堂(さやどう)です。神社では、拝殿の奥(裏側)に祭神を祀る本堂を建て、その周囲を塀で囲う形式が一般的のようです。力を入れて作られる本殿は、風雨から守るために周囲を覆う鞘堂を建てることが多いようで、前回から引き続きそれらをご紹介します。

 

日吉神社(中丸町464)
 本殿の神域が広いせいか、本殿に独立した鞘堂を建てています。前方と側面の上部が開いています。

 

五平神社(五明町)
 杮葺き(こけらぶき 木の薄板を屋根に重ねてふく工法)の本堂を覆う、瓦葺きの鞘堂です。風通しや見えることを配慮したのか、全体を粗く覆っているようです。

 

鹿島神社(森戸町546)
 ここは、前面と側面の上方が開いています。拝殿からの参道上に掛けられた屋根と鞘堂が雨除けでつながっています。

 

日吉神社(千波町)
 拝殿から独立した本殿全体を覆う鞘堂で、これが本殿だといわれても納得しそうな感じの建物です。鞘堂の向拝屋根が、拝殿からの参道屋根の下に入り込んでいます。

 

高房(たかふさ)大明神(筑地町610)
 ここも全体を覆う鞘堂ですが、一部帯状にすき間がつくられています。両側がそうとうこわされていて、これもまた、一部マニアのしわざかもしれません。

水戸の鞘堂(3)

コメント
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