千社札は、消えてゆくだけなので、今のうちに写真で残しておこうと思って撮っています。でも、ネットを見ていると、千社札は、海外からの観光客にはそうとうな興味の対象になるようで、お土産の上位にあるそうです。(もっとも、寺社に貼って歩く本来の千社札とは多少意味は違うようですが) 神社の汚れが禁止される大きな理由のようですから、自由に貼れる千社札堂でもつくる寺社が出てくれば、伝統は残ってゆくのかもしれません。
吉田神社(河和田町2895)
ここの千社札は、拝殿に対して平行に、左右とも向拝の中央に向かって貼られています。
藤内神社(藤井町874)
ここは、向拝にある梁(はり)には横型の千社札が、拝殿入り口上には縦型の千社札が貼られています。
和光院(田島町415)
これは鐘楼ですが、格天井(ごうてんじょう)には沢山の千社札がいろいろな方向を向いて貼られています。
六地蔵寺(六反田町767)
地蔵堂に貼られた千社札です。書かれた地名を見ていると、笠間、石岡、柿岡(石岡市)、三和(古河市)などの茨城県南の地名が見られます。また、東都(東京)、向島、魚河岸といった、東京の名前もよく見られます。
諏訪神社(鯉淵町2040-1)
この神社には、神額がないので、地図を見ないと神社名がわかりません。向拝柱上の梁には、たくさん千社札が貼られていました。全体的に見て、水戸の名前が書かれた千社札はほとんどありません。地名を書かない場合が多かったのか、千社札を貼る習慣があまりなかったのかどちらかなのでしょう。