斗栱(ときょう)が3段になる、三手先(みてさき)を集めてみました。強度にはあまり関係ない装的様式のようですが、確かに見ていてきれいだなと思います。どれも本殿の建築です。
吉田神社(河和田町(かわわだちょう)2895)
ここは、4段の四手先です。やはり、多い方がみばえはよいようです。
香取神社(中大野703)
これ以下のものは三手先です。斗栱から飛び出した尾垂木(おだるき)もこっています。よく見ると、組物の間にすき間が見えます。地震の影響があったのでしょうか。
日吉神社(見和2)
日吉神社は建てかえられてからまだそれほど日がたっていないようで、角の鋭さが目につきます。
愛宕神社(愛宕町10-5)
愛宕神社は、木鼻に獅子が、欄間に花々が刻まれていたりしていて、そうとう装飾的です。それだけに、斗栱にも装飾が施されているようです。
鹿島神社(鯉渕町2924)
この神社も装飾が多く、本殿下部にも三手先の斗栱があります。