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水戸の見て歩き

水戸の方形造り(4)

2022-05-18 20:01:55 | 水戸

 方形造りは、不動堂や薬師堂などに多いことと、もうひとつ、独立した、規模の小さい寺院建築に多いように思います。

 

千日堂(中根寺 加倉井町595)
 阿弥陀三尊をまつる、阿弥陀堂だそうですが、千日堂とか、常陸千日堂ともいうそうです。壁に千体仏といわれるたくさんの小仏があります。徳川光圀の時代に飛騨の内匠(たくみ)が一夜で改築したという伝承があるそうです。たしかにしっかりした方形造りの寺院建築のようです。

 

不動堂(不動院 田野町662-1)
 このお寺は、田野不動院といわれているようですが、写真は、その境内にある、不動堂のようです。建物内には、不動明王の降魔の剣がいくつも奉納してあるのが見えます。

 

鯉渕東薬師堂(鯉淵町862-1)
 瓦葺き屋根で方形造りの薬師堂です。ここには、たくさんの保存状態がよい石造物群があり、たいへん見ごたえがあります。十九夜観世音、二十三夜供養、光明真言供養塔、子安観音等です。

 

延命地蔵堂(宝蔵寺 谷田町633)
 両側に多くの地蔵等が並んでいる延命地蔵堂です。向かって左側には、何体も青面金剛像がまじってたっています。

 

中大野お薬師様(中大野660-1)
 上の千日堂と同様、正面の屋根が一部張り出して向拝になっています。劣化した山門があり、墓地の中にありますので、かつてお寺があって、観音堂が残ったのでしょうか。ここには、西国三十三所供養塔3基等かあります。

水戸の方形造り(3)

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