亀千代丸五輪塔(薬王院 元吉田町682) )
亀千代丸は、徳川光圀の兄で、寛永5年(1628)に4歳で死去したそうです。写真は、その供養のために建てられた五輪塔だそうです。亀千代は幼名で、長寿の亀ののごとく千代に生きるようにと付けられた名前なのでしょうが、その願いはかなえられなかったようです。遺骸は、その後、常陸太田市にある瑞竜山水戸徳川家の墓地に改装されたために、五輪塔は地下に埋められたそうです。その五輪塔が、昭和46年に発見され、今の形に建てられたそうです。高さ2.4mという大きなものだそうです。
梁(善重寺 酒門町2096-2)
本堂の梁(はり)に彫刻されている亀です。亀に苔が付いて、蓑(みの)のようになるのを「蓑亀」というそうですが、写真の右側の亀がそのようです。「蓑亀」は長寿を象徴しているようです。
鶏亀地蔵(けいきじぞう 六地蔵寺 六反田町767)
六地蔵の一つ、鶏亀地蔵は、いろいろな説があるようですが、そのなかには、右手に錫杖、左手に宝珠を持つ、延命地蔵のことをいうというものもあるようです。鶏亀はたぶん梵語の訳なのでしょうが、鶏や亀をあらわす文字がその梵語の中にあるのでしょう。
玉垣(神力宇賀大妙神稲荷 末広町2-1-40)
この神社の玉垣には、奉納者なのでしょう、たくさんの築地魚河岸関連の店名が刻まれています。19代横綱常陸山の頼みによってできたものではないかと私は思っています。その中に、いせ亀という今はなくなったらしい店名がありました。この神社の第二鳥居は、常陸山と梅ヶ谷の、19,20代横綱が奉納しているそうです。
キッコウチク(百樹園 元吉田町2618-1)
漢字では亀甲竹で、亀の甲羅に似た竹ということのようです。たしかに、節が亀の甲羅模様のように見えます。孟宗竹の突然変異種だそうです。