百合が丘公園は、湧水のある未利用低地を利用して作ったようです。池や小川に沿って歩いたり、平地と低地の間を上り下りするという高低差を楽しめる雑木林の公園です。10mはない標高差ですが、日照などの関係もあるのか、地上ではユキヤナギは満開なのに、ここではまだ、つぼみがふくらんでいるところでした。先日一歩きして、目にとまった植物などをうつしてきました。
ドングリ
カシノナガキクイムシによる通称「ナラ枯れ」が拡がっているようで、去年、この公園でも相当数のナラ科の樹木が伐採されたようです。それでも残った木々から落ちたのドングリは、殻を破って芽を出しつつあるようです。
ウグイスカグラ
新葉と一緒に花が咲くそうです。ラッパ状の下向きの赤い花は散歩しているとすぐに目にとまります。赤い実は、ジューシーで食べられます。つい、ウブイスカズラといってしまう、間違いやすい名前の木です。
ユキヤナギ
咲いた花もきれいですが、蕾もよくみると、なかなかいいものです。この木では、つつまれたマシュマロのように見えませんか。
ワサビ
ワサビのような気がします。またあとで見に行って確認してみようと思います。ハート形の葉が印象的です。
セリ
セリもはえていました。水の多い百合が丘公園では、いろいろな水辺の植物を見ることができます。もっとも、最近、公園の湧水が少なくなっているように感じます。セリは湧水の多い水戸ではあちこちで見ることができるようです。
ハナゾノツクバネウツギ
若葉が赤銅色で輝いていました。写真ではそれがまるで分かりませんが、たいへんきれいでした。
キノコ
「ナラ枯れ」で昨年伐採され、燻蒸殺菌された材木をおおっていたビニールが、すでに裂けていました。見ると、材木にはもうサルノコシカケ科のきのこなどが全体についていました。森の片付け屋はすぐに仕事を始めるようです。
コウヤボウキ
ブラシのようにたくさんついていたコウヤボウキの種は、ほとんどが飛んで行ったようです。写真は冬の名残といったところでしょうか。