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水戸の見て歩き

水戸の薬師堂

2018-12-09 20:55:51 | 水戸

 薬師如来という仏は、もともとのサンスクリット語を訳すと、薬師瑠璃(るり)光王(如来)となるそうです。薬という文字の通り、病苦や無明(無知の迷い)の病を治すとされ、像は、一般的に右手は施無畏印(せむいいん 手の平を開いて相手に向け上向け 畏れをなくす意味)か、与願印(手の平を相手に向け下向き 願いを聞き届ける意味)をして、左手で薬壺を持つ姿だそうです。病という一番身近なものをいやす薬師如来ですが、路傍の石仏として見たことはありません。

 

東光寺(大場町1369)
 薬師堂と薬師如来がおさめられた厨子が、市の指定文化財になっているそうです。写真で見ると、仏像は右手が施無畏印で、左手は薬壺を持っています。

 

桂岸寺(松本町13-19)
 ここは中をのぞくと、両手を衣の中で組んで印をしているらしい像がありました。

 

満徳寺(赤尾関)
 たぶん満徳寺に付属したお堂なのでしょう。今の満徳寺とそれほど違わない大きさの建物です。写真右に見えるのは春日神社です。左に満徳寺があります。

 

玉泉寺薬師堂(下大野一区新農村集落センター(大野町2148-1)隣)
 かつてあった玉泉寺の跡地にあるそうです。この地の字(あざ)を観音堂というそうですから、観音堂もあったのでしょう。ここでは、小さな仏像が見えるのですが、細部は分かりませんでした。

 

鯉淵東薬師堂(鯉淵町 県道40号線沿い)
  堂の斜め前には子安観音や二十三夜供養碑など、いくつもの石造物が並んでいます。


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