今回も木本の実と種です。
ゴシュユ(水戸市植物公園 小吹町504)
ミカン科。原産は中国で、日本へは享保年間(1716-36)に小石川植物園に渡来したそうです。雌雄異株であるものの、日本には雄株がないそうで、雌株に実はなっても種はできないそうです。皮をむいたみかんのような形の小さな実がなりますが、漢方の処方に使われるそうで、健胃などの効果があるそうです。(撮影 令和3/11)
コブシ(黄門さんおしゃべりパーク 南町36°22'37.3"N 140°28'00.3"Eあたり)
モクレン科。早春の景色を彩る、水戸ではたくさん見ることのできる花の木のようです。実は、コブのように所々でふくらんだ集合果だそうです。この後、写真の状態から熟してゆくと、裂けて赤い種が糸を引いて垂れ落ちるそうです。(撮影 令和5/2)
トサミズキ(百樹園 元吉田町2618-1)
マンサク科。これも早春の花です。似た花のヒュウガミズキより花穂が長く、7-8個の黄色い花を穂状に咲かせるそうです。実は熟すと、2つに割れて黒い2つの種を出すそうです。(撮影 令和4/10)
マユミ(茨城県立歴史館 緑町2-1-15)
ニシキギ科。下庭の野草園にあります。木は粘り強くてよくしなるので、弓の材料になるので、「真弓」といわれたのだそうです。実は熟すと淡紅色になり、4つに裂けて赤い種が出てくるそうです。(撮影 令和4/11)
メグスリノキ(千波公園少年の森 千波町36°22'06.4"N 140°27'09.1"Eあたり)
カエデ科。日本に固有なカエデの仲間だそうです。葉ではカエデ科と分かりませんが、写真のように実を見るとカエデ科と分かります。葉柄、葉の裏や、芽にも細かい毛が密生しています。春に樹皮や枝葉をとって乾燥させたものを煎じて目薬として使ったので、それが名前になったそうです。献眼顕彰碑の隣にあります。(撮影 令和5/2)
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