身近な草本の実や種です。
セイタカアワダチソウ(吉沼町)
キク科。一時はアレルギー源として嫌われたようですが、風媒花ではなくて、間違いだったそうです。今は、増殖に歯止めがかかったようで、繁茂地は安定してきているようです。でも、空き地の多くが黄色に染まっているながめには、飽きが来るようです。風で運ばれる種は多いようですが、地下茎での繁殖力も大きいようです。
ニラ(酒門町)
ヒガンバナ科。昔はミラといっていたそうですが、ニラにかわったそうです。女房詞でフタモジ(二文字)というそうですが、ルリフタモジという、花のきれいな仲間もあるようです。子どもの頃、田の畦でよく見たような記憶があります。多年草だそうですが、種をまいて、2年目から食用に収獲するそうです。
ヤブラン(百樹園 元吉田町2618-1)
キジカクシ科。薄暗い林地などで咲く淡紫色の花は、たいへん印象的です。実は、緑から黒紫色になって、その変化が楽しめます。丸い実はそれぞれ一つの種のようです。
ヨモギ(見川)
キク科。ヤイトグサともいわれ、葉の裏にある綿毛はお灸(やいと)のもぐさになるそうです。ヨモギは風媒花で、アレルゲンでもあるようです。セイタカアワダチソウと同じで、外の植物の出芽を妨げる物質を出して(アレロパシー)、自分の種にも影響を及ぼしているそうですが、地下茎がそれを補っているようです。
ワルナスビ(文京)
ナス科。とげばかりでなく、ソラニンを草全体に含む毒草だそうで、ワルナスビの名前は納得です。アメリカが原産地で、明治39年に牧野富太郎によって発見された植物だそうです。これも、種だけでなく地下茎によっても繁殖するそうです。あまり増えて欲しくない植物のようです。
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