「林試の森」最高裁判決から。
(朝日新聞抜粋)「官舎温存」認めた高裁判決破棄 林試の森公園訴訟
東京都品川区と目黒区にまたがる「都立林試の森公園」を拡張する都市計画事業を巡り、官舎用の国有地があるのに民有地を事業地に組み入れたのは違法として、立ち退きを求められた周辺住民ら5人が国側に事業認可の取り消しを求めた訴訟の上告審判決が4日、最高裁であった。第二小法廷(滝井繁男裁判長)は、官舎温存を認めて住民を逆転敗訴させた二審・東京高裁が国有地の利用可能性について十分な審理を尽くさなかったとして同判決を破棄し、差し戻した。
第二小法廷は、住民の主張通り南門の位置を西にずらし、国有地を利用することによって樹木に悪影響が出るのかどうか、出るとして植え替えなどで悪影響を回避するのは難しいか、などを二審が検討していないと指摘。このため、都市計画決定した建設相(当時)の判断の合理性を判断できない、と結論づけた。
(朝日新聞抜粋)「官舎温存」認めた高裁判決破棄 林試の森公園訴訟
東京都品川区と目黒区にまたがる「都立林試の森公園」を拡張する都市計画事業を巡り、官舎用の国有地があるのに民有地を事業地に組み入れたのは違法として、立ち退きを求められた周辺住民ら5人が国側に事業認可の取り消しを求めた訴訟の上告審判決が4日、最高裁であった。第二小法廷(滝井繁男裁判長)は、官舎温存を認めて住民を逆転敗訴させた二審・東京高裁が国有地の利用可能性について十分な審理を尽くさなかったとして同判決を破棄し、差し戻した。
第二小法廷は、住民の主張通り南門の位置を西にずらし、国有地を利用することによって樹木に悪影響が出るのかどうか、出るとして植え替えなどで悪影響を回避するのは難しいか、などを二審が検討していないと指摘。このため、都市計画決定した建設相(当時)の判断の合理性を判断できない、と結論づけた。