弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官になった竹内浩史のどどいつ集

MOTTAINAIわよ 新幹線の 仮線起債は いかんせん

2006年09月30日 23時12分21秒 | 未分類
25日の大津地裁判決から。
「新幹線新駅のための仮線工事費 市道名目の起債認めず」(朝日新聞26日朝刊)
滋賀県栗東市に2012年度開業予定の新幹線新駅をめぐり、市道の拡幅工事を名目に、新幹線を迂回(うかい)させる仮線の工事費まで起債でまかなうのは地方財政法違反だとして、住民8人が栗東市長に起債差し止めを求めた裁判の判決が25日、大津地裁であった。稲葉重子裁判長は「仮線工事は駅舎建設には必要だが、道路拡幅工事と一体不可分とはいえない」として原告の訴えを認めた。

代理出産 認めネバダめ 代わりの手段に 向井ましょ

2006年09月30日 13時54分24秒 | 未分類
「代理出産」東京高裁決定から。
「向井」さんの名を掛けたほか、出産した「ネバダ」州と「認めねば駄目」も掛詞にしています。 

東京高裁「代理出産でも親子認定」「向井さん夫妻 出生届受理命じる」(東京新聞30日朝刊から抜粋)
 タレント向井亜紀さん(41)と元プロレスラー高田延彦さん(44)夫妻が2人の人工受精卵を使い、米ネバダ州で代理出産によって生まれた双子の出生届を受理しなかった東京都品川区長の処分取り消しを求めた家事審判の即時抗告審で、東京高裁は29日、申し立てを却下した東京家裁決定を取り消し、出生届受理を命じる決定をした。
 南敏文裁判長は「夫妻と双子には血縁関係があり、親子と認めるネバダ州の裁判所の命令が確定している。日本で夫妻の子と認められないと、双子は法律的に受け入れる国がない状態が続く。子の福祉を優先し、ネバダ州の確定裁判を承認しても公序良俗に反しない」と判断した。
 決定理由で南裁判長は、ネバダ州の裁判内容や厚生科学審議会生殖補助医療部会が代理懐胎を一般的に禁じる理由などについて検討。(1)夫妻が子を持つ方法がほかにない(2)人工授精による出産が当事者の意思を十分尊重する条件下で容認されている(3)代理母の女性はボランティアで協力した-などから「このケースでは、代理母を認めることが子の福祉を害さず、ネバダ州の裁判結果は承認できる」と結論付けた。

組織犯罪 捜査費なのに 不正2課かわり 組織的

2006年09月30日 11時59分07秒 | 未分類
29日の高松高裁判決から。
捜査「2課」と「不正にかかわり」と掛詞にしています。

「高知県警捜査費 2課、暴対課も開示」高松高裁判決「疑惑が存在」(毎日新聞30日朝刊から抜粋)。
 高知県警が捜査協力者に支払ったとする捜査費の情報公開請求を巡り、市民オンブズマン高知のメンバーが県警本部長を相手に、関連文書の大半を非開示とした処分の取り消しを求めた訴訟の控訴審判決が29日、高松高裁であった。馬渕勉裁判長は、捜査1課についてのみ文書の一部開示を認めた1審・高知地裁判決を変更。県監査委員が今年2月に公表した特別監査結果を基に「同程度の疑惑が存在する」として、1課だけでなく、捜査2課、暴力団対策課についても捜査員の肩書や個別の支払金額などの開示を命じた。

隠し通した つもりでいても 遺体隠しに 時効なし

2006年09月30日 00時00分39秒 | 未分類
東京都足立区の区立小学校で78年、同校教諭の石川千佳子さん(当時29歳)が警備員だった男(70)に殺害され、04年の自首まで遺体を隠された事件を巡り、時効(15年)の成立で不起訴となった元警備員と雇い主の同区に対し、遺族が約1億8600万円の賠償を求めた訴訟で、東京地裁は26日、元警備員に330万円の支払いを命じた。永野厚郎(あつお)裁判長は、殺害に対する賠償は民法の除斥期間(権利の存続期間20年)を過ぎ請求権が消滅したと判断。一方、2年前までの遺体隠匿については請求権を認めた。遺体隠匿については、遺体が見つかった04年まで被害が継続していたと認定。「死者を弔う機会を奪い、遺族感情を侵害した。犯行発覚を恐れて隠すという一体的な不法行為で(隠匿が)終了した2年前が起算点」と結論づけた。(毎日新聞【高倉友彰】から抜粋)