弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官になった竹内浩史のどどいつ集

政治資金の 不記載の方が「強い非難に値する」

2024年02月09日 08時41分50秒 | 世相
岡口基一裁判官弾劾裁判の「論告求刑」公判から。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE059QI0V00C24A2000000/
(写真)弁護士ドットコムニュースより抜粋
出廷して罷免判決を求めた訴追委員は弁護士でもある柴山昌彦衆議院議員ら2名のみ。ちなみに訴追委員の定員は、衆参各十名の合計二十名だから、十分の一しか出廷していないことになる。
柴山委員は、今月1日、896万円の政治資金収支報告書の不記載を認め、自民党埼玉県連の会長の辞任を表明したばかり。
もう一人の越智隆雄衆議院議員も、18万円の不記載で、二人とも安倍派。
訴追委員の顔ぶれを見ると、野党の弁護士議員をはじめとして、さすがにこの人は訴追に反対しただろうと思われる委員も相当数いる。
裁判官訴追委員会の多数決で訴追すべしとの強硬論を述べた委員たちの代表として、出廷する責任を取らされているのだろうか。