弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官になった竹内浩史のどどいつ集

こっちも「上司」の評価をしたい「良い所長」「悪い所長」「普通の所長」

2024年02月26日 00時30分08秒 | 裁判
弁護士任官して21年。
この間、勤務年数とほぼ同数の高裁長官・地家裁所長の下で裁判をしてきた。
20年前に始まった裁判官人事評価では、長官・所長が所属の裁判官を評価するのみ。その評価に先立って、部総括・裁判長と陪席裁判官は互いの評価を尋ねられるが、逆に長官・所長に対する評価は一切尋ねられない。
長官・所長だけは、ほぼ絶対にマイナス評価は受けない仕組みなのだからどんどん昇進していく。これはおかしいのではないか。
そこで、差し支えのある現所長を除き、過去の所長の中から、ベスト3とワースト3を披露しよう。

「良い所長」
第1位 田川直之(大分地家裁)
第2位 金築誠志(東京地裁)
第3位 筒井健夫(津地家裁)
いずれも、必要な裁判官の確保やハラスメント対策など条件整備に徹してくれて、間違っても裁判の審理方式等に口出ししようとはしなかった。

「悪い所長」
第1位 A(大分地家裁)
第2位 B(津地家裁)
第3位 C(横浜地裁)
それぞれの理由は、「良い所長」の逆となるが、具体的には近著で明らかにしたい。 

「普通の所長」
それ以外の全員。可も無く不可も無し。