飲食業

2008-02-10 | イラスト
飲食業というのは原始的な商売


提供するのは食事


もとでも少なく済むし
付加価値をつけやすい
で、基本は現金
だからとっつきやすいんだね


よく言う話だけど

商売というのは あきない

飽きないもの


数限りない商いがあるけど

どれも本来は継続することに意味がある

売り手もそうだし 買い手もそう

長いおつきあい その為の安全と信頼

それが商売

と、言われてきた


俺たちが今巻き込まれてるのは ビジネス

辞書で引けば同じでも 入ってる意味は違う

駆け引きで 忙しい状態 そして獲物を狙う

獲物は金 あくまでもの 

だから心はなくして剥ぎ取る

そんな鉄のようなやり方で

飲食業は運営されている


飽きない部分は金の流れだけ

それ以外は目先でズバズバかえていく

ニーズがどうの、ドレンドがどうの

結局はニーズもドレンドも金のまわりを良くする為に

宣伝やらなにやらで庶民を洗脳してるだけ


そこには継続もなければ信頼もない

だから本当の意味での安全もないんだよ


飲食業なんていうのは所詮 水商売

地べた這いずってなんぼの世界

俺はその中で生まれて育った

レジの横のベビーカーで眠り

店の裏で遊び

そして食べさせてもらって育った


俺はスパイス会社で働いたちょっとを除いて

ずっとうちの店でやってきたんだ

アルバイトなんかしたことない

スパイスの会社だってそこにいけば

店のコックさんたちにはくがつくだろうと思っただけ


今まで、このブログでは俺の飲食への考えには

触れてこなかった

それはね、とことんリアルだからなんだよ

もう逃げられない現実なの


小さい頃から部屋を一歩出ればいろんな過酷な現実が

両親を取り巻いていた

だから俺は部屋で絵を描いていた

俺が尊敬する料理人たちは腕 命で生きていた

だから俺は自分の絵に魂をかけた

淡い趣味なんかじゃねえ 絵に全てをかけてきた


サービス業ではね、俺はただの駄目店員で

店でも頑張っても駄目だったけど

人手が足りないから10歳頃から働いてたよ

アイスクリーム売ったり 原始的な商いをね

それで店の役にたてるんなら喜んで行った


俺にはプライドがあった

絵では誰にも負けないと


料理人も、アルバイトもかっこいいのは

悪い人たちだった

その悪いって言うのは 尖ってるって意味で

厨房裏でおいしそうにタバコを吸う店長

その煙 ジミヘンみたい


だから俺はクソみてーな塾の教師の

言うことを聞けなかったよ

だせーんだよ メガネがっ て、これ本音でした


現実がどんなかってのを俺は飲食業を通じて感じてた

技で生きてる職人たちを見て


ここで答えはハッキリしていた

俺は家業では才能なしで、絵だけが取り柄の男

グレて家を飛び出して店もぶん投げてヒップに生きる

これが理想の回答だった

でもできなかった

甘えてしまった

中学の俺はリップスライムのフミヤになれなかった

だから表層はごく真面目、いい人をつくった

やるならとことんてことで中学、高校 生徒会長

絵は心のよりどころってことでうちに秘めるようにした

大きな意味で店は俺の家の一部で

どんな状況であれ店でたっていた

良い子として 駄目な店員だけど頑張っていた


コメント
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