普遍の価値

PROLOGUE


あなたは何に価値をみるか

何が好きか


こんな問いをすれば皆違うことを
挙げるだろう

偏った思想で統制しようとした
過去はいくらでもある

救いという形で同じ理想を
持たせようとした宗教はいくらでもある


だがどれももう古い
通用しない

それでも私は探した

ザワザワうるさい奴らを黙らせる手段

グウの音も出せないまでに根源的な価値

相手ののどを押さえて息をさせない

それが私の戦い方


普遍の価値



色々と本を読んだ

その中で確信を得た


人間の意識の範囲でいくら説得しても無駄だ

普遍の価値とはずばり、人間の体が生きようと
していることである

五臓六腑は休まず動いている

生きることこそ全ての体が認める価値

意識的には自殺してしまうのが人間
でも体は違う

体を生命維持装置として単純に捉えれば
全ては簡単である

肉体に栄養補給する
精神衛生を心掛ける

この二つ以外に無い。

実はかつての人間社会では自然に
この二つを求め、効率良く実践されていた

食べ物の工夫、邪気の払い方

現代人よりもよっぽど上。


僕は思うんです　今の雑多な価値感ってなんだよ　自由な社会？平等？こんなもの広めてんのどいつだよ　その口を塞げ

人間は自分が作り出した価値で自らを不幸にしている

見た目を気にして栄養とらず
ケミカルな添加物まみれ

睡眠のリズムめちゃくちゃでいつでも半分夢の中

体は悲鳴をあげてるよ

それがもたらす精神の乱れ
邪気しかない人間増量中
そんな奴らは体を洗ったところで
不浄なんだよ

大枠の価値感は利己主義に流れている
楽したい　ちやほやされたい　

そんなもの求めてれば結婚だって
子育てだってめんどくさいよ

その結果どうだい？
人間減ってるよ、子供は病んでるよ

病んだ子供がどんな社会をつくるか知ってる？

世紀末ですよ　カタストロフィー
もう旧約聖書の世界

終わるしかないのかい？

自然の流れは滅亡を選ぶというの？

どうすれば生きていけるか、命を繋いでいけるか
これを前提にしなきゃいけなんじゃないのか



お救い下さい