真夏の午後
私は部屋でテレビを見ている。
MTV。
ロックするな~。
そして時々、君を思う。
子持ちの君を。
10年前、君と私は付き合っていた。
あの時、君は私を愛していたの?
私は愛していなかった。
君の体が好きだったんだ。
最新のミュージック・クリップを見ている。
そのセンスに脱帽。
TUBE は思い出だ。
今はオレンジレンジ。
私も、あんな華やかになりたいものだ。
ロコローション♪
あまりにも、切ない。
表へ出よう。
私はブリーフをはき
ショーツをはき
麻のシャツを羽織り
ビーサンをつっかけて表へ出た。
冷夏であまり夏らしくない。
コンビニでも行くか。
ファミマへ。
歩いて5分。その間に小学生時代の同級生に出くわす。
目をそらす。
コンビニの中は無駄に寒い。
麻のシャツの襟を立てた。
アイスコーナーへ直行する。
チョコバリを手に取り
買った。
無表情でレジを後にする。
すぐ前にある駐車場で、チョコバリを食べることにする。
丁度5番が開いていた。
そこの車止めに座る。
チョコバリに歯をあてる。
ひんやりとして・・・
ざらっとしてる・・・
チョコがめりめりとわれ
まだしっかりと固いバニラアイスが・・・
目を閉じて舐める・・・
匂いをかぐ・・・
2分がたち
チョコバリももうただの棒切れだ。
私は足下のアスファルトを見つめる。
チョコがなん滴かたれたのだ。
蟻が車でまつか。
結局、車が来たので私は腰をあげ
移動した。
なんかいいことないかな~。
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