練習太郎の「自転車の輪」

雨ニモマケズ風ニモマケズ
ただひたすらゴールをめざす

自叙伝 中年ロードレーサー
  夢に向かって「日々努力」

丸岡シニアB 

2006-08-08 22:01:01 | Weblog
スタートは2時間後の9時30分、軽くアップに出た。
今日も昨日同様、暑い一日になりそうだ。
体力温存策をとり、霞温泉郷の前をゆっくりと行ったり来たり。

8時30分、公園の召集場所に着くとすでに数台自転車が並べてあったが、最前列をキープし日陰でストレッチ。

9時30分スタートラインに並ぶ。深呼吸をしてスタートの合図を待つ。
「予定通り」の安心感と「丸岡」に今年も参加できた喜びを感じる。

スタートの号砲、最初の直線。かなりゆっくりペース。左折して下り坂。最前列のアドバンテージで15番手の好位置をキープ。

少しスピードアップしてきたが、アタックもなく5つのロックシェッドをクリアーする。
落車に巻き込まれないように周りにとても気を使った。
心拍も余裕があったので、のぼりに備えて深呼吸を繰り返していた。

平地区間に入っても10番から15番をキープし登りの信号を通過する。
早めにダンシングして自分の型で挑んだ。
徐々にペースがアップしてきた。

「ちょっと一休み」看板で右からアタックがかかる。数人が付いて行く。
でもペースが落ちたのか、追いついたのかわからないがしばらく耐えるとひとかたまりになった。
でもここからだんだんしんどくなってくる。「だめかな」弱気な気持ちが頭をよぎる。
右・左・右・左と無心に踏む。
「頑張れ」の声がホントに聞こえた。登りで何人か抜いた。

あのちょっと急なところを越えるとなだらかになってトンネルが見える。あと少し・・・。
トレックのM木さんがクルクルと回しながら追い越していく。
必死についていくとトンネル入り口にとどいた。
大げさに言うと涙が出るくらいうれしかった。

言いつけを守りトンネルも必死で踏んだ。
10名くらいの先頭集団で下りに入った。
「下りを攻める」という感じではなく、自然に降りるという感じで流れる。

苦手の右カーブも難なくクリアー、70キロオーバーのダウンヒルも楽しかった。

交差点を右に折れ平地に入る。
後ろを振り返って集団を見る余裕がない。というより前の5人をマーク。

でもどこからもアタックがかからない。勝てるかも・・・妄想が頭をよぎる。
優勝するのに一回も先頭を引かないのは失礼と思い右直角カーブで先頭に立つ。
でもすぐ引っ込む。いわゆる「思い出アタック」。でも踏み倒して終わる愚は繰り返さなかった。

最後の丘が見えてきた。スピードが上がる。
「上りきるまで脚をためて、上から一気に踏んで最終コーナーを5番手で回る」のN先生の教え通りためていたが、踏む足がイマイチ。でも10番くらいで回り込む。

アドレナリンが湧いてくる。優勝候補が左前方。ロックオンができない。風上の右手で我慢していると練習仲間のM木さんがクルクルと前へ、列車に飛び乗り数人パス。
前に固まってきてスプリント体制に入る・・・・・・・・。



落車が怖かったことと、丸岡先頭争い初体験でタイミングがずれ飛び出せなく、結果7着となった。

でもゴールしてうれしかった。トンネルまで頑張れたこと。練習の成果が出たこと。今までの丸岡を考えれば7位なんて上出来万々歳な成績である。

あとは鈴鹿で「もがいて」シーズンが終わる。

でも次の丸岡まで365日を切った。
課題は山積み。また楽しい1年が過ごせそうである。
コメント (2)
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