練習太郎の「自転車の輪」

雨ニモマケズ風ニモマケズ
ただひたすらゴールをめざす

自叙伝 中年ロードレーサー
  夢に向かって「日々努力」

ツール・ド・おきなわ2018、市民レース50キロ オーバー60参戦記

2018-11-13 21:08:33 | Weblog

特別寄稿「イカレぽんちのオキナワ最高物語」


内容
第1章
出発からスタートまで
第2章
スタートからゴールまで
第3章
酒宴


まったくの駄文、長文です。
所要時間は約30分です。

自己責任でご笑覧ください。


☆第1章
出発からスタートまで

4月、60才で定年退職。失業保険が12月まで支給されるので、それまで無職のセミプロ宣言。

目指すは鈴鹿と沖縄。
練習は1回50キロ、週4回ペースでした。

そして、鈴鹿50オーバーで入賞、目指すは沖縄60オーバーの制覇でした。

10月に、「歳の数だけ大正池」プロジェクトを立ち上げ、アップダウン対策と、ダンシングパワーの強化につとめ準備万端。

こうして、そこそこの自信と不安を抱え、11月9日(金)、あさ4時30分、今回のツアーをお世話いただいたトドさんの車で関空へ。

飛行機では、堀ちえみ似(妄想)の客室乗務員さんにアメを頂き大満足。

スチュワーデス物語の主題曲、フラッシュダンスをハミングしているうちに那覇に到着。

そこから、バスにゆられて1時間半、宿泊地名護のマンションに到着。

オーシャンビューがすばらしい3LDKのきれいなお部屋です。



トドさんと、トドさんのお友だちの杉田くん、それにワタシの3人で各自1部屋つかわせていただきました。


お昼は名店「宮里食堂」でソーキそば。

名護ソーキそばランキング1位の人気店だけあってとてもおいしかったです。
特に出汁が絶品です。

また店員さんが全部おばあさんというところも味がありました。

夕食は宿の近くの居酒屋さん。
トドさん、杉田さん、ワタシ、それとご近所宿泊のN川さんと4名で前々夜祭。

泡盛「轟」の一升びんを鎮座させ、沖縄料理の数々を堪能。



さすがに、「いるかチャンブル」と「ひつじの刺し身」には手が出ませんでしたが、お酒もお料理も美味しく頂き、完走いたしました。


土曜日(レース前日)
昨夜の4名で、50キロコースを楽しくながしてきました。

ゴール地点でトドさんから緊急指令。

ゆっくりで良いので、ラスト500mを5本走って終わってください。

若い杉田くんをアシストにゴールスプリントをイメージトレーニング。

ゴールシーンは「チャゲ&アスカ」型のガッツポーズをすることに決めて本日終了。

夜は9時半に就寝。
午前1時に目が覚める。

そこから32,000頭のひつじを数え、ようやく朝を迎えた。

スタートは7時30分。45分前に到着しましたが、すでに多くの選手が並んでいました。

私のクラスは130名のエントリーで、比較的少人数。

真ん中辺りにならんで、時を待ちます。
とても眠たいです。

回りを見渡し、ライバルをチェック。
ワタシは60才の超若手、この年代になると1年の違いは相当のアドバンテージ。

勝てるかも…

スタートの号砲が鳴り響きました。


☆第2章
スタートからゴールまで


落車と少集団の逃げに注意しながら20から30番手をキープ作戦。

ゼッケンナンバー10番までの前年シード選手たちが積極的に前を引く。


ちゅら海水族館までは、ごちゃごちゃして危ないので、この位置でキープ。

ここで、今回のレースグッズを紹介しておきます。

1.落車よけのお守り
娘とまごがつくってくれました。


2.勇気の源ボトル
トドさんの檄文です。



20キロを過ぎたあたりで、
集団の特性に気づきました。
1.逃げがない。
2.登りは遅い。

ならば、勝負どころは33キロ地点の今帰仁村とイオン坂。そして集団スプリントか。

などと思いながら、沿道で応援してくれる人々に笑顔で手を振る余裕のよっちやんでした。

そろそろ今帰仁村。
前の方で坂に備えます。

7年前、50才オーバーで出場した時に、ここでキレかかったトラウマがあり、山岳賞狙いの選手の後ろで踏んで2位通過。

つづく二段坂はトップ通過。

このわたしが前でのぼるのですから、全体のペースは遅いです。(笑)

一応、先頭責任を果たし、その後は定位置で休憩。

210キロと別れるT字路を右に曲がってラスト5キロ。
まだ結構な人数が残り、イオン坂でもバラけない。

だれもアタックしないで、全体にだんだんペースが上がる感じです。

20名の集団スプリントがはじまりました。


600メートル
ゆるい下りの左カーブ、前が詰まり3列目、やばい。

500メートル
数人のアタックがかかるがまだ大丈夫。けど、こちらはまだ2列目半、やばい。

400メートル
前を吸収する形で、強力なカウンターアタックが…
それをデフェンデングチャンピョンが追う。

わたしも前をかわして追撃開始。


300メートル
記憶無し

150メートル
前に2名、離れすぎだ。
届かない。

50メートル
前はもう無理、後ろを見る余裕もない。長い、怖い、まだか、まだか、攣る〰️


ゴール、ゴゥゥゥール!

ガッツポーズは小さく3回、五木ひろし型でまとめました。


リザルトが心配でしたが、沖縄旅行中?のO崎さんが、声を掛けてくれました。

3位ですよ。おめでとう。


やったぁ!



☆第3章
酒宴

表彰式、閉会式が盛大で驚きました。

体育館に大きなステージが設けられ、向かって左側のイス席は20名くらいの大会役員。

右側は各カテゴリーの入賞者。
チャンピオンレース210キロの覇者、NIPPOのマランゴーニ選手、女子国際ロードレース女王與那嶺選手、少し離れてワタシ…

表彰式のお立ち台で、タイショウイケクラブ、ナガノセンシュのコールを聞き、嬉しさ倍増。



閉会式はお友だちと乾杯、乾杯、乾杯ごっこ。


わたしと同じクラスで優勝されました方と記念写真。


福島さんはツールドおきなわの超有名人です。
とても楽しいひとときでした。

夜7時
練習仲間のumeticaさん、なさんが、1か月前に予約された人気店、琉球焼肉の店NAKAMAで「おきなわお疲れ会」が開かれました。

いつもの練習仲間10名があつまり、大盛り上がり。

まあ、9割9分はワタシの祝勝会。

ケイダンス150で会話も弾み、みなさん絶好調。

石垣牛もアグー豚もおいしくいただきました。

ツール・ド・おきなわを総括すれば、「自転車最高、お友だち最高」につきます。

みなさん、本当にありがとうございました。


☆おまけ章
宴会終了から

途中で泡盛飲み始めた頃から記憶がなく、目が覚めたらベットの中。

おしりがおかしい。
痛い。
なにかはさまっている?

痔があばれだしました

那覇観光をあきらめ、6時間もひとり空港でななめ座り。

人生、山あり谷あり。


おしまい。



























コメント
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