私の近所にたぶん70代後半だと思うおばさんが住んでいます。
普通で言えばおばあさんかも知れませんが、昔からおばさんと呼んでいるので今でもおばさんと呼んでいます。
このおばさんなのですが、50代くらいの独身の息子さんと一緒に住んでいます。
電話のことで困ったことがありました。
我が家が組長になった時のことです。
組に連絡事項があって、一軒一軒電話連絡をした時です。
たいていの家は電話に出てくれます。
ところがこのおばさんの家は少しも出ないのです。
高齢だし、身体もそれほど健康そうではなかったので、病院にでも行って留守なのだろうかと思いました。
夜になって電話をしたら、息子さんが出てくれました。
その後、何度か電話連絡などがあっても、いつも電話に出ないのです。
困って家まで行ったら、おばさんは家にいました。
そこで連絡事項を話しましたが、電話には出なくても居留守だったというのがわかりました。
内心、「なんだ、おばさん居たじゃないの」と少し不愉快になりました。
ところがこのおばさんは、我が家に用事があるときは都合よく電話をかけてくるのです。
逆に我が家が組長でない時でも、用事があって電話をしても少しも出なかったというのを思い出しました。
都合がよい話ですよね。
自分の用事の時は電話をかけて来て、こちらが用事があって、電話をしても出ないのです。
夜になって、息子さんがいればやっと出てくれるのです。
なぜなんだろう?
いろいろ考えるうちにやっと意味が分かりました。
おばさんが昼間電話に出て、振り込め詐欺などにかかわると困るからではないかと思いました。
もしかしたら、息子さんに電話に出るなと言われているのかもしれません。
おばさんにすれば電話に出なければ振り込め詐欺に遭うことはありません。
けれど、用事の人は困るではありませんか。
家までわざわざ出かけなければなりません。
せめて、近所や親戚の家くらい電話に登録するくらいの考えを持ってほしいものです。
振り込め詐欺もものすごく巧妙になっているようです。
電話に出なければ、詐欺に遭うことはありませんが、自分だけ良ければいいという問題ではないと思います。
このおばさんはどう思っているのでしょうか?
聞いてみたいです。
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(ヘブンリーブルー)