気まぐれフォトダイアリー

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「模倣犯」を読み終わる

2017年09月25日 17時40分31秒 | 読んだ本の感想
模倣犯〈上〉
宮部 みゆき
小学館


定価 本体1900円+税



模倣犯〈下〉
宮部 みゆき
小学館


定価 本体1900円+税


↑の本が単行本の上下巻です。

かなり厚くて、720ページくらいあります。



2017年9月25日

宮部みゆきさんの「模倣犯」を読み終わった。


すごい大作だった。


下巻の最後のほうは一気に読んでしまった。



「模倣犯」の題名はどこから来たのだろうと?

読みながらずっと考えていたが、最後にわかった。


そして、「あぁ、そういえばテレビでこの場面は見たことがある」と思い出した。

これだけの大作だから、テレビで放送してもおかしくはない。


テレビで見たときの題名は覚えていなかったし、

内容もそれほど印象に残っていなかったが、


犯人を陥れたのは、外国の犯罪小説の真似だという画面だけは覚えていた。



※本文より

網川浩一の犯罪に、手本などなかった。

すべて彼の独創。

思い切って斬新な独創と独演だった。

ああ、彼は内心、どんなに残念だったろう。

今までのことがすべて、自分の想像力が創り出したものだと明らかにすることができなくて、

どれほど歯がゆいことだろう。

本当は言いたくてたまらないはずだ。

だが、いずれそうなる。

遠からずそうなる。

彼が逮捕されれば、みんなが驚く。

日本中の人びとが驚く。

すべてが網川浩一作・演出・主演のお芝居だったということに。




テレビより、本を読んだ印象はすごかった!

すごい作品だなと改めて思った。




文庫本で5冊。

単行本で上下2巻。



私ははじめ文庫で2冊買い、

病院の診察の待ち時間に読むために、もう一冊3巻目の文庫を買った。



後は、重い単行本を持って行った。

中古の単行本だったけれど、

無駄にしたとは思わなかった。




久しぶりにすごい大作を読んだなぁと満足した。



読み始めたのは6月半ばくらいだったので、約3か月かかったということらしい。

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