夢幻花(むげんばな) | |
東野 圭吾 | |
PHP研究所 |
東野圭吾作の夢幻花(むげんばな)を読み終わった。
初め夢幻花が何を意味するのか分からなかった。
黄色い朝顔が主題になっている。
そういえば黄色い朝顔は見たことがないが、江戸時代にはあったらしい。
それ以後消えたが、消えるようにする意味があった。
※
花を愛でながら余生を送っていた老人・秋山周治が殺された。
第一発見者の孫娘・梨乃は祖父の庭から消えた黄色い鉢植えが気になり、ブログにアップするとともに、この花が縁で知り合った大学院生・蒼太と真相解明に乗り出す。
一方、西荻窪署の刑事・早瀬も、別の思いを胸に事件を追っていた・・・。
宿命を背負った者たちの人間ドラマが展開していく。
黄色い朝顔の種が問題だった。
最後になって夢幻花(むげんばな)の意味がやっと分かった。
なかなか面白かった。
基礎生物学研究所の黄色い朝顔のページをリンクします。