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2022年5月17日
馳星周さんの神(カムイ)の涙を読み終わった。
北海道アイヌの木彫り作家 平野敬蔵と中学3年の孫娘 悠と、尾崎雅比古と名乗る、青年の物語だった。
読みやすかったし、良かった。
感動しました。
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本の中に悠が尾崎に頼んで、摩周湖の滝霧を見に行く場面がある。
↑の表紙の写真がそうだと思う。
私事ですが、もう50年くらい前に、あこがれだった北海道に旅行したことがある。
アイヌの部落も回った。
売店には、たくさんの木彫りの熊が並んでいた。
ほとんどが小さめで、口に魚をくわえた熊だった。
その時、目についてはなれない熊の木彫りがあった。
その熊は手触りも滑らかそうで、魚はくわえていなく、手のひらをなめている熊だった。
値段もかなり高かった。(私には)
でも、どうしても欲しくて買った。
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↑の熊がそうです。
何年か押し入れに入れたままだったけれど、出してきました。
彫刻の横の長さは30cmくらいあります。
優しい感じの熊です。
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本を読んでいる時、この熊の木彫りを思い出しました。
そして、当時気が付いたことですが、木彫りの下に製作者の名前が掘ってありました。
その名前は確か平野だったような気がするけれど・・・
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木彫りの下をひっくり返してみたら、ほんとうに「平野作」と書かれていました。
小説の中の平野敬蔵と偶然同じ名前でした。
うれしかったですね~
この熊は、平野敬蔵が彫った羆(ひぐま)だと思うことにします。
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もう50年も前に北海道旅行で買ってきた熊の木彫りですが、当時のことをいろいろ思い出しながら本を読みました。
この熊の木彫り、優しそうな感じがすると思いませんか?