地震は、津波を起こし、3万人近い人々を飲み込んだ。
東北の海岸沿いの 美しく活気のあった町並みは、それまで 延々と積み重ねた人々の努力を あざ笑うかのように、飲み込まれ、瓦礫だけを遺して消し去ってしまった。
道路は寸断され、鉄道は流され、原子力発電所は爆発し、人々は、今日明日のわからない不安の中に 取り残されている。
過去、これほどの 惨状があっただろうか?
自然によって引き起こされた今回の惨状と、残骸あとは、傷だらけの町並みを残して終わった。
終わった・・・とみるのは、しかし正確ではない。
今書いたことは、ほんの見えている表面的なことでしか ないからだ。
見えないところでは、もっと大きな変化が起こっている。
そこに光を当ててみたい。
今回の地震で、人々は、助け合うことの大切さについて、命の大切さについて、考えることが出来た。
今まで、馬鹿にしたり冷笑したりしてきた、自衛隊の10万人以上の隊員たちの見事な活躍に 驚きもし、感謝もし、あるいは憧れるほどの若者さえ現れるほどの変化があった。
日本はひとつの運命共同体だという、当たり前のことが、再確認された。
そして、組織的に、みんなでどうやって、この難局を乗り切っていくかということについて、考えるようになった。
誰かのせいだとか、何とかしろ という怒号で言いたい放題のことを言う人間がいる一方で、寡黙に、コツコツと、人助けをする男たちがいることも、知った。
日本がまだまだ 大丈夫な国で、これからも、ますます繁栄を取り戻していくだろう。
と、私は確信する。
ようやくばらばらだった我々の日本号の船員たちは、今回の津波でひとつになった。
多くの犠牲者に 黙祷を捧げ、涙を流しながらも、もう一度立ち上がる決意をひとつにした。
これは、美しいことなんだ。
こんなに、美しい国は、ほかには ない。
日本人は、多くのものを失って 初めて気がついたことがたくさんある。
この気持ちを大切に、そして 謙虚に 生きていこう。
東北の海岸沿いの 美しく活気のあった町並みは、それまで 延々と積み重ねた人々の努力を あざ笑うかのように、飲み込まれ、瓦礫だけを遺して消し去ってしまった。
道路は寸断され、鉄道は流され、原子力発電所は爆発し、人々は、今日明日のわからない不安の中に 取り残されている。
過去、これほどの 惨状があっただろうか?
自然によって引き起こされた今回の惨状と、残骸あとは、傷だらけの町並みを残して終わった。
終わった・・・とみるのは、しかし正確ではない。
今書いたことは、ほんの見えている表面的なことでしか ないからだ。
見えないところでは、もっと大きな変化が起こっている。
そこに光を当ててみたい。
今回の地震で、人々は、助け合うことの大切さについて、命の大切さについて、考えることが出来た。
今まで、馬鹿にしたり冷笑したりしてきた、自衛隊の10万人以上の隊員たちの見事な活躍に 驚きもし、感謝もし、あるいは憧れるほどの若者さえ現れるほどの変化があった。
日本はひとつの運命共同体だという、当たり前のことが、再確認された。
そして、組織的に、みんなでどうやって、この難局を乗り切っていくかということについて、考えるようになった。
誰かのせいだとか、何とかしろ という怒号で言いたい放題のことを言う人間がいる一方で、寡黙に、コツコツと、人助けをする男たちがいることも、知った。
日本がまだまだ 大丈夫な国で、これからも、ますます繁栄を取り戻していくだろう。
と、私は確信する。
ようやくばらばらだった我々の日本号の船員たちは、今回の津波でひとつになった。
多くの犠牲者に 黙祷を捧げ、涙を流しながらも、もう一度立ち上がる決意をひとつにした。
これは、美しいことなんだ。
こんなに、美しい国は、ほかには ない。
日本人は、多くのものを失って 初めて気がついたことがたくさんある。
この気持ちを大切に、そして 謙虚に 生きていこう。