
今日も寒い一日でした。
月に一度の茶道具の勉強会に行く日です。
頑張って早起きをしましたが、雪の予報に和服はあきらめて、
タイツを二枚はいてセーターを二枚重ねて、
とにかく暖かくして出かけました。
今日は茶杓についての講義でした。
日頃の疑問も解決し、すっきりしましたし、
半分は忘れてしまうかもしれませんが、
茶杓を見る目がかなり違ってくるだろうと思うと、
これからの茶杓を拝見する機会が楽しみになりました。
あの一本の竹の匙がこんなにも見どころを持っているとは。
おいおい皆さんにも伝授しますね。
その後昼食をはさんで、出光美術館に向かいました。
板谷波山の作品を堪能しました。
ジャンルと時代を追って、かなりの作品が展示されていました。
多くは花瓶でしたが、図案化されて描かれた文様が、
シンプルであったり、モダンであったり、
和風であって、異国的であったり。
特に波山が作り出した技法の、
「葆光彩磁」(ほうこうさいじ)の押さえた静けさは、
鮮やかなものに比べると、惹かれるものがありました。
その後同行の方に誘われて、もう一か所寄りました。
おそろしや・・・骨董屋さんですが。
茶箱の「振出」に使えそうと、小壷を一つ買ってしまいました。
半値以下に勉強してもらって、そのくらいならと手を出してしまいました。
骨董の値段なんてどうやってつけるのでしょうね。
自分が納得したところで、買えばよいのですが。
このために何処で節約しようかしらと、
買ってしまってからいつも頭を悩ますのですが。
夕方帰宅して、夜はお稽古までしましたよ。
なんとまあ盛りだくさんの一日だったのでしょう。
