続 おほほ・・・のこだわり と chocobon's blog

小夏・ちょこぼんのらぶりーな是々非々

福島県・相馬の美

2011-03-13 12:25:48 | 車でgo!go!
地震お見舞い申し上げます  金曜日の本震以来 揺れが続き 懐中電灯・ラジオ・手回し携帯充電器・片頭痛の薬・バナナ(あまり好きではありませんが)を置き 座っています

我がケッサク夫原ちゃんと私は 地域と時期をみて 時々旅行致します
 2年前の己丑の年 4月・・・それが相馬でした 桜には少し遅い時期でしたので 「松川浦」の景勝地を訪ねたのです。 海岸線や砂州の様子も それはそれは見事でしたが 私の一番の印象に残っているのは 内海の様子と集落でした。 「原ちゃん この手前まで海があるよ」「内海だから 穏やかなんだよ」という会話を覚えています。車で1周しましたが 家々の表札・道路・駐車している車・ 魚を干している個人商店・・・などなど ここで暮らしている人々の当たり前の日常がそこにありました。

日本には色んな素晴らしい所がある・・・と 心に決めて車や電車で 年に1~2回うろうろしますが 私は普通の生活を眺めるのがとても好きです ですので 一度訪れた場所は「絶対忘れない」 このたびの地震でその内海と集落が水没しているのをテレビで見て 愕然としました 実直で 素朴 真面目な相馬の人々の様子を思い・・・残念・無念でたまりません あの大きな揺れの後の無残に 世の清濁の矛盾を感じます。

本震のあの瞬間の怖さ!長く大きな揺れで 鉄筋がみしみし唸る音 食器棚のガラスものは嫌な音を出して崩れだし テレビも前へ倒れる瞬間を 待っているようでした すぐに電気は落ち 私もテーブルの前でじっと揺れが収まるのをこらえましたが「あ~もうダメだな」と感じました。窓から見えた飛び立つ鳥をみて うらやましく思ったりもしました。しかしお蔭様で ダメにはならず すぐに携帯で無事メールをしましたが この日はこの後 結局 9時間の空中離島生活を強いられること になりました。どんどん真っ暗な部屋の中で しんしんと寒さは迫り これでもかと余震はあり 誰とも連絡はつかず・・・東京同志は意外と復旧は早かったようで 最後まで連絡が取れなかったのは神奈川県民の私だけだったらしく 夜半に「無事なのか!」というメールを多数頂戴し 逆に「え?どうなっているのか」状態でした。

区役所からのアナンウンスも さっぱり気が回らず 「今の地震はМ6弱です М5弱です」というのんびり・・・ こちらからすれば「そんなことはわかっとる!いつ通電するのか はっきりせい!」と文句電話もしたい所でしたが 携帯の電池を考えそれもできず 悶悶として 窓の外を伺うと・・・「鷺沼は電気ついてる !」そうです 対岸は通電しているのに 我が地区のみ 真っ暗け・・・不安と怒りで一人で爆発しそうになっていると 「電気復旧のめどはたっていません 以上」という味も素っ気もない区役所のアナウンスが聞こえました(色々不満もたまっているので いつか 区に苦情を!)

たった9時間の不便で ひいこら耐えがたくなっている自分をこのたび 恥じ入ることになりました
相馬をはじめとする多くの方々の不幸に加え 原発の事故報道をみて 自分のこの便利な生活は 当たり前ではないのだと反省この上なく 「計画停電」でもなんでも できることは しなければ・・・と 神妙に思っています

教室のご案内は左記に・・・又は 拙HPより お問い合わせください 

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