続 おほほ・・・のこだわり と chocobon's blog

小夏・ちょこぼんのらぶりーな是々非々

続続続 秋冬の話

2021-12-17 22:00:00 | 母とママと私
夕方にスタートした打ち合わせは 夜遅くまでかかりました
決めごとが多くて みんなへとへと
終わって 小田原の駅に戻ってきても まだ飲食店は営業時間の平常化にはなっておらず
どこも閉まっていました
じゃあともかくもう一旦帰ろう と またもや相成り
まっすぐ自宅へ戻りました

26日 通夜
27日 告別式
姉と着物を着ることになっていたので その夜半にまた個人的に小さな大騒ぎして持ち物を揃えました
大阪の父の時は取りに帰ることができなかったので 
このたびはちゃんと着ようと大きな用意はある程度していました
シツケ糸を取ったり 
黒の草履だけが無かったのので 二子玉川のますいわ屋さんに慌てて買いに行ったり してあったのに
それでもなんだかバタバタです どうしてもっと悠然とできないものか・・・毎々ことあるごとに反省ばっかり

あんまり大変なので 小田原ミナカの天成園に1泊して備えました
式はコロナ禍中とはいえ ママさんの人徳だとしみじみ感服しました 沢山の方に心をこめて送って頂きました
大阪からは妹夫婦も駆けつけ 久しぶりに彼女達に会い 話が出来たのは心底嬉しかった
好物の赤福もちを旅立ちのお弁当に・・・と持参してくれました
私も当日 早朝の小田原の町に出かけ 守屋のバターロールを買い ママさんの側に入れました
お弁当食べながらいいところへ連れて行ってもらってね と言いながらお花いっぱいで送り出しました

納骨は普通はすぐか49日法要というのが定番らしいですが
最後は「家に帰りたがっていた」という事後話を施設の看護師さんから伺い 
私自身はもの凄く沈痛な気分がど~んと重たく 簡単に癒えそうにはありません
色んなご意見ももらいましたが 1年は我が家に来て貰おう と 決め
新幹線で一緒に帰ってきました




続続 秋冬の話

2021-12-16 22:00:00 | 母とママと私
姉夫婦が先に到着していました
ナースステーションから案内されて久しぶりに病棟内に入りました
ママさん綺麗な顔だった
数時間前の厳しい風情とはうってかわってすっきりしていました
慌てて手を握るとまだほんのり温かかった
担当看護師のSさんが 色々気遣ってくれてママさんの様子を直してくれたんだと思いました

おかあさん さっき会ったのにねえ と思わず言ってしまいました
結局誰も間に合わなかった
家族が揃ったところで時間の告知があり 寝台車を呼びました
父の時もそうだったけど 車に乗せる時がもの凄く悲しい
前には原ちゃん(男)が乗り 姉夫婦と私はタクシーで追いかけました
真夜中の小田原の道路は真っ暗で本当に泣けてきました

家があるのに帰してやれず おっかさんごめんね と しみじみ原ちゃんが言いました
空き家にしてて住んでない とはこういうお返しがあるんだということです
葬儀社との打ち合わせを同日夕方と決められて 一旦自宅へ戻ることになりました
一睡もせず 夜明けの東海道線にみんなで始発から乗りました
どうしてこの日に限っていつもの蕎麦屋に寄らず 真っ直ぐ帰ったのかしらん
小田原に居れば 急変したママさんになんとか添えたかもしれないのに・・・ずっと悔いています




続 秋冬の話

2021-12-15 22:00:00 | 母とママと私
ママさんを送ることになるかも
と 施設と主治医のセンセから連絡を受けて 9月の彼岸過ぎから1ヶ月
1日おきに姉夫婦と調整して小田原へ通いました
やっと神奈川県も「老人ホームの面会制限解除」へと動きだし
毎日午前中の30分だけ会わせて貰えました

最初のウチは 対面するために血まなこでした
それでも アクリル板越し・触らない・できるだけ自室には入らない(玄関ホールの応接セットで会う)
という大原則はありましたので なんとも情けない気持ちがいっぱいでした
また会えても 調子のいい日・そうでもない日があり 午前中に軽い入浴などして貰うと
寝顔を見にいくようでした

日を重ねるにつれて やはり若くない此方もじわじわ疲れが当然出てきました
昼食の行きつけの蕎麦屋ではメニューを隅から隅まで食べ尽くし かといって別の店に行く元気も出ません
しかし老骨(此方の)にムチをうって「もっと印象的な面会にしよう」と考えたりして
YouTubeの「懐メロ」系を探し出し ほれほれ・・・と見せて小さな反応に喜んだりもしました

10月23日 順番は我々でした
この頃になると 階下まで下ろして貰うことは困難になり 自室へちょこっと入れて貰えました
その日は全くの不調でした
すやすや眠っているママさんの耳元で思い切って「おかあさん」と呼んでみました
すると目を閉じたまま「おかあさん・は~い」と笑いながら返事をしてくれました
それっきり・・・
今日はダメだな また明日・・・ と考えて 蕎麦屋には寄らずにこの日は真っ直ぐ自宅へ戻りました

簡単な昼ご飯を食べて 一息ついていたら 施設より「様子が変だ」と連絡があり
じゃあすぐ伺うと告げると「主治医の先生に来て貰うから待って」となり 結局そのまま入院となりました
1時間ごとに病院から連絡を入れて貰えましたが待機は待機です
18時に姉が病院へ駆けつけましたが 面会制限解除が出来てないので会わせては貰えません
20時に「様子が良くない 明朝8時半ごろ病院へ来てください」と告げられ
ひとまず 明日に備えようとなりました

23時「すぐ此方へきてください」と病院より静かな連絡を貰い 震えながら
スマホのタクシーアプリを起動すると日本交通の運転手さんが迎えにきてくれました
密を防ぐ為のガラス窓は5センチ隙間で寒かった
ドライヤーもしてない短い髪の毛が冷え冷えでした