あらすじ
カリフォルニアでヒ素による毒殺が相次ぐ。被害者は性別もタイプもバラバラだが、皆24時間以内に死ぬという手書きの宣告を受け取り、遺体と一緒に麻紐が置かれていた。4人目の被害者は奇跡的にヒ素を摂取する前に発見されるが、警察への通報をロッシが受けている最中に刺殺されてしまう。(スパドラより引用)
Criminal Minds - 9.22 Fatal - Promo (with italian subs)
もう少し詳しい話を書いていたんだけど、ぶっとんだ。
どうもまだうまくいかない。
犯人はヒ素を持って殺す前に手紙と被害者ごとに長さが違う麻ひもを置いていく。
リードはギリシャ神話に運命の女神が糸でその人の寿命の長さを決めるという話をする。
被害者には共通点がない。
しかし選ばれたからには何か共通項があるはずだと、プロファイルする。
被害者はあるコーヒーショップである時間に一緒だった人物だ。
そこに病院関係者がいたとブレイクが気づく。病院に近い場所だと思う。
ストレス要因は誰か身近に病気になった人物がいるか、犯人自体が病気じゃないかと思う。
ビルは長らく務めた造船業の会社を辞めてギリシャに行こうとしていた。
貯金もできて、年金ももらえる。今でよかっただろうと社長はいう。
しかしビルは20年前、長期滞在のビザも取って、飛行機のチケットも買って無一文でもギリシャに行こうとしていた。
社長はあの時いかなかったから親の介護もできて親孝行できたというが…やはりあの時行きたかったとビルは思う。
そしてギリシャ神話になぞって殺人を犯してしまう。
彼は癌であると告知された。そのあと立ち寄ったコーヒーショップでどこへ行こうかと話している人々を見て何かが切れた。
それゆえの殺人だった。
最後の被害者は別の人物だったが、実は20年前に行こうとしたとき、彼に酒を飲ませて飛行機に乗るのを阻止したのが社長自身だったことを知る。
ビルは子どもの頃に山で親たちとキャンプをしていて、友達と2人で迷ったことがあった。そしてそれぞれ友達と別々になり助けを求めに行ったが、助かったのはビルだけだった。それでビルは離れたことを責められた。友達は凍死してしまった。
病院にいたビルの所へ学校の先生が持ってきたのがギリシャ神話の本だった。ページを開けた彼は、そこに迷宮を見た。自分が森の迷った迷宮のようだと思った。セテウスの迷宮…彼がギリシャにこだわったのはそんな理由からだった。
20年前行かせてくれなかった社長にビルはヒ素を盛り殺そうとしたが、そこへ……
これ、オチがあって、20年前に行こうとしてても空港へのシャトルバスが事故にあって全員死亡という事態があった。あの時もいけなかった。それどころか死んでいた。
けれど本人が行こうと思った時に他人が勝手に考えて判断するというのも、どうだろうと思う。
ここだと思った時に動かないともう、夢を追いかける気力も消えてしまう。
ビルにしてもあの20年前に行こうとしていけなかった時に、自分は死んだようなものだと思ったといっている。
親の介護ができたといっても、介護がどれほどつらかったものか。
結婚もできず年金がもらえる年齢になることが、どれだけ寂しいか。
彼が大きな夢の遮断をされてしまって心が壊れたことは想像できる。
行っても、行きつけず、死が待っていた。でも残った彼にも大きな困難があった。
本来はそれでも乗り越えて、もう1度のチャンスを掴むべきなんだろうけど、今回も病気になってしまって、行ったとしても長くは生きられないかもしれない。
それを考えると本人の好きにさせてやればよかったんでは?と思う。
介護をすることも大事かもしれない。他人が心配して止めるのも親切かもしれない。
でも、自分が決めた時に夢に走ることができないことがどれほどつらいことか。
もし、空港に行きつく前に事故で死んでいても、彼には後悔はなかったのでは?と思ってしまうけど。
それで、関係のない人を巻き込んで、殺すのは論外なんだけど。
遮られたことで、ビルの心が死んだ、それはなんだか判る気がする。
複雑な気持ちのストーリーだ。
この日の格言が
「縛り首になる定めの者が溺れ死ぬことはない」
ことわざ
「人はしばしば、運命を避けようとした道で、その運命と出会う」
ジャン・ド・ラ・フォンテーヌ (フランスの詩人)
なんでしばり首になると知ることができるのかは、謎のことわざではある。
でも、運命を避けようとして…ってこれはすごく判る。
どうにもならない時ってあるんだよ。
そこから逃れたくても、どうしてもできない時、それはあると思う。
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