あの日のタクシー

2018-03-19 11:00:00 | 日記風

 Pinterest(出典)

 東京にいるときはタクシーに乗ることはありません。

 仕事などで地方に行く際、電車などの移動に困る場合使うことはあります。

 それもずい分昔の話です。

 不思議なことにタクシーの運転手にはよく話しかけられます。

 とても面倒でどうしたらいいのか、考えてしまいます。

 あるとき、

 「疲れているから」

 乗ったときにそういってみました。

 けれどもダメです。話しかけられる。

 あれは何でしょう。

 タクシーに乗ると疲れます。疲れているときに更に疲れます。



 外国に行ったとき、この時も場所柄がいいならタクシー移動します。

 一人で動くことが多く、荷物をもったままどこにあるか判らない地下鉄の駅を探すだけ時間がかかります。移動にそんなに神経と時間をかけられません。

 都心でも東京のようにあちこちに地下鉄の入り口があるわけでもないですしね。


 2人いれば、それもまた違うのでしょうね。


 どうも外国では他の国から来た外国人が運転手をしていることが多いようです。

 乗ったとたん、私の人種を見て「君は○○人?」と聞かれることがあります。

 日本人と聞かれることがなくて、それも不思議です。

 その日もタクシーに乗って移動しました。

 何度か目の乗車になり、運転手に言われることもなく支払のお金をメーターを見て出そうとしました。

 しかしこれが値段が違うらしく…。

 言葉が判らないから戸惑ってしまいましたが、車の窓に貼られている紙を指さされ、ガンガン言われました。

 どうもその国では、平日の昼間でも時間帯によって割り増しというのがあるらしいです。

 だから料金が違ってくるということらしいです。

 慣れたから、少しそのことにも気づくことができた。


 しかし共に他国から来た者同士です。

 そのときはこちらはこちらの用事があり、他のことは考える余裕がありません。

 けれど時間が経って、落ち着いて考えると、あのときの運転手にエールを送りたくなります。

 共に他国にいる者同士、きっと同じ孤独を抱く者同士、お互い出身国は違っても、それぞれやっていけらいいのにな。

 そんなことをふと思いました。




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