漫然と年を食っておりました。

2006-12-29 11:35:56 | 日記風
 これって、つかさんの「熱海殺人事件」出てくる台詞なんですけどね。
 今日はそんな気分だ。

 年末年始に某所でラッピングをやることになりました。(ま、別にラッピングが主な仕事じゃなくて、ラッピングもする。ってことだけど)

 ラッピングって泣かされたんだよ。昔。販売の仕事してた頃ね。本当に大変。元々手先が器用じゃなくて、努力することを知らないから。

 ラッピングって言っても色々あるしね。箱を紙で包めばいいんだけど、取り合えず包めばいいとしてくれる所はいい。包む時、紙のあちこちを固定する為にテープでバシバシ止めてもいいと言ってくれればいい。見た目だけ、「あ~包まれてるわ」でいいと言ってくれればいい。例え、内側にある紙が中でどんなにごちゃごちゃになっていようとも、見た目だけ綺麗なら、もう、いいって言ってくれればいい。
 
 しかし。場所によっては箱にぴったりの紙があって、包み終わった時に絶対にこの場所にはそこのお店のロゴが来ないとダメと言う所もある。絶対紙を固定するのには、テープは使っちゃダメとか。
 世間一般に高級店、ブランド店はもうこれです。
 
 ラッピング経験のある方はお分かりでしょうが、こうなると大変です。

 紙で箱を包むってだけなんだけど正解があるってことだから。
 紙で箱を包むことにまで正解を求められても・・・って思うんだけど。求められたらしないと、ダメなんだよ。


 ・・・大変。

 いや~。あんまりできなくて、包装紙を作ってる会社が、ラッピング講座をやったりしたんだけど、それに行こうかと思っくらい。

 
 大変。包装なのに。

 でも、久々にラッピングしてみて、昔言われたことはしつこいほどに覚えてますね。された注意は忘れてません。驚くべきことです。
 
 注意されるとは年月が経つと感謝しなければならないことに変わるのでしょうか?
 そりゃ、その時は嫌ですが。
 今回驚くほど、昔言われたことを覚えていたので驚いた。覚えてるんだね。
 そして確実に今の私の身を助けている?
  
 あの頃ね、水引の作り方も教えてもらえたんですよね。
 覚えなかったけど。
 覚えといた方が良かったね、やっぱり。
 水引って、お祝いの贈り物につける、金や銀の飾りのことですね。
 あまり一般に知っておいて得って話ではないけど、知っているのと知っていなのでは、色々、何かが違うのでしょう。
 
 深いね。紙で箱を包むだけのことが。

 あなたの思いを包んで。って言えば聞こえはいいけど。
 バタバタと接客しながら仕事で包むとすると大変です。
 何が何だか判らなくなってくる。

 でも、久しぶりにラッピングしてみて、漫然と年を取っていなかったらしいことは判りました。
 立派に年月って奴を重ねてました。
 大人になってたかしら~。


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