廃異不思議探検隊/(SEASON2)

Wast different wonder expedition.(SEASON2)

Rマンション

2009-01-10 15:34:00 | 廃墟C
 山奥に存在する沈黙の巨大建造物
 建物は森に囲まれ、鳥の囀りと自分の足音しか聞こえない。

 この建物の場所は特定し辛いと言われているが、体内廃墟レーダーが作動し、自力で探し当てられ、ラッキーだった。


 「この山道へ入るところが分かり辛かったなぁ。」

 「ああ、それに砂利道で狭い、対向車が来たらすれ違いに困るぞ」

 「あ!高いフェンスが設置されているな」

 「ああ、この中か?でも高過ぎて、確認出来ないなあ」

 「よし、フェンスが切れた林の前へ停めてくれ、林内から見えるかもしれない、俺が調べてくる!」

 「分かった!」

 台風が接近しており、小雨が降り出していた。土砂降りになるのは時間の問題だ。
 態々こんな天候の日に来る事はないだろうと思われるが(笑)仕事の休みの関係で、やっつけてしまわないと中々来れないのが社会人の辛いところだ。





 ザッ ザッ ザッ ザッ

 「あ、何か見えるな、もう少し近づいてみよう。」







 「こいつか!でかそうだな。」


 「おい!何かでかそうな建物が確認出来た、あれだと思う。かなり探索時間が鰍ゥりそうだ!」

 「あったか!よし。雨が段々強く降り出したから濡れるぞ。」

 「目標に入ってしまえば雨は関係なくなる、またいつ来られるか分からない。今日しかチャンスはない!」

 「そうだな。ハヤトが行ってから、15分間ここで待機してる、無理そうだったら戻って来い、15分経っても戻って来なかったら、突入したと判断し、ここを離れて近くで待機してる。何か遭ったら連絡する事と完了したら連絡しろ。直ぐここに拾いに来る!」

 「OK!アプローチ開始だ!」


 慎重に山の斜面を下って行く。




 斜面に従って建てられているのか。








 で、でかいなあ!この森の中にこんな無機物があったのか!
 静まりかえっていて不気味だ。
 あの窓から誰かが俺を伺っていたら嫌だな。







 (ズームで確認して見る。)
 こ、ここまでで半分、あと半分遥か先まであるぞ!!
 長さ100m級の代物だ!!
 探索に時間が鰍ゥるぞ。







 窓のサイズが大きいな。
 研究所跡か?

 だが不思議だな、あまりにも無機質だ、それにここへ来る道も、狭く未舗装だったし...お前さんはどうやら建築途中で放置されちまった様だな。


 こっち側からは潜入口がなさそうだから、また上がって、裏手からアプローチしよう!







 (裏手に周ると直ぐにドアがあり、段差を上がってドアまで行き、開けようとしたが、開かなかった。)

 ここは開いていない。先へ行こう。







 左右は柵がない、落ちたら一発だ。













 (藪漕ぎをしながら土手沿いを歩く。)

 けっこう雨が酷くなって来たな。早く中へ入らないとカメラがオジャンだ。
 三脚がうざいな、手振れに凄く強いカメラがあったら三脚なんか担ぎたくない。
 下にあるのは貯水タンクか?

 俺に早く建物の中を見せてくれ。







 しかしお前はでかいな。

 (このまま歩いて行くと屋上へ出た。)







 屋上へ出た!







 広いな。
 ん?段差があるな?







 切れ目だ。隙間がある。
 斜面に沿って建っているから、人は屋上から出入りする予定だったんだな。
 あの階段を使って下り、間を歩いて、最寄の出入り口から入る予定だったのだろう。

 隣の屋上へも行ってみよう。あの階段の向こう側から移れそうだ。







 ここも落ちたら一発だ。







 (先程私が居たのが右側の屋上。下は機械室になる予定だったらしい。)







 船の甲板に居る様だ。







 (このとおり周辺は山と森である。)







 (硝子が嵌められている側を見たくて、三角屋根の上に立って撮影した。)

 何かの基地の様だな、もしくは、あの有名な軍艦マンションが第二で、こっちは第一軍艦マンションだな。
 この景色はたまらない。

 





 窓が大きく取ってあるが、外の景色は、森で、良くないな。

 下に下りよう!







 左側は、ボイラー等、機械室か。
 右側は人が入る建物だな。

 ビューー  
      ピューー

 ピタッ ピタッ ャcャc

 風が吹き抜ける。笛の音みたいで嫌だな。













 さて通路を観てみよう。







 ャc ャc  ャc













 非現実的世界だな。







 バターンッ!!

 なっ、びっくりしたー!ドアか何かがおもいっきり閉まった音だ。
 誰か居ないよな~?







 向こうから誰かが来たら嫌だな~。







 お前さんそろそろ中へ案内してくれないか?







 ザーー

 ビチャ、ビチャ、ビチャ







 しょうがない、開いている窓から適当に入ろう!







         オオオオオォォォォォーー!

 入った。
 続く>>