この週末に、僕が関わっているサッカークラブの中学3年生にとって最後の公式大会の試合があります。もちろん勝ち進めば、10月の県大会や12月の全国大会に進めるわけですが、もし負けるようなら、このチームでは最後の公式試合となってしまいます。
僕が指導者としてこの学年に関わって約3年半。彼らは選手個人として上達してきたと同時に、チームとして成長してきました。それは個人スポーツでは、経験できないものかもしれません。
今日、練習後に話をしました。「自分たちは素晴らしい仲間だ。苦しい時でも仲間を信じることが出来るし、助けることも出来る。試合でもきっと仲間のために力を出して、支えることが出来るはずだ。僕はそういうチームだと信じている」と。
言ったことは在り来たりのことだと思います。でもこんなに純粋に信頼できる仲間とサッカーが出来るのは最後かもしれないのです。彼らにそれに気付いて欲しかったのです。
中学生年代という非常に難しい成長期に彼らは随分と人間的な成長を遂げてきたように思います。それは仲間の存在が大きかったのでしょう。彼らはサッカーを離れても、驚くほど仲の良い仲間なのです。
僕も彼らの仲間として、やれることはやってきました。後は力を出し切れるように支え、信じていようと思います。