今日、職場で友人が面白い話をしていたのですが、僕も似たような話を聞いたことがあるので、書いてみます。
同級生の友人が関東の大学で知り合った女性と結婚しました。彼は長男であり、家を継がなければならず、因島の実家にお嫁さんを連れて帰ってきて一緒に生活しています。とても仲の良い家族で、幸せに生活していたのですが、ある時、お嫁さんはとんでもない言葉を浴びせられたというのです。それも仲良くしていたはずのお姑さんから。
ある日のこと、姑さんと一緒に買い物に出掛けることにしました。しかし、家事が残っており、準備に手間取って待たせていると、玄関からお姑さんに、
「はよ~、しねぇ」
と言われました。お嫁さんが驚いて聞き返すと、再び、「まあ、そんなことせんでええけぇ、はよ~、しねぇ」と聞こえてくるではないですか!お嫁さんはショックで部屋に篭って泣きました。そしてお嫁さんのそんな行動を見て、お姑さんも何が起こったのか分からずと惑いました。
結局、二人は息子が帰ってくるまで一言も口をきかず、息子夫婦は離婚の危機にさらされたのです。
「はよ~、しねぇ」=「早く、(出掛ける準備を)しなさい」
因島ではごく当たり前に使われる方言なので、意識しなかったけど、たしかに知らない人が聞いたら誤解されますよね。