雲仙普賢岳の火砕流発生から今日で30年が過ぎた。
TVに映し出されたカメラに向かって走って
逃げてくる人々の姿を眺めながら「逃げて!走れ!
間に合って!」と願ったものだ。
あの人たちやカメラを構えていた人は助かったのだろうか?
報道関係者の仕事に対する気持ちはよく分かる。
でも彼らが身の危険を冒してまで報道するのをわたくしは
望んでいない。
今も台風などの時、雨風のひどい海岸で実況する姿を見て
そこまでしなくともよいと思っている。
雲仙へは学生の時仲間と九州一周の旅に出て立ち寄った。
誰かが「真知子岩があるはずだから行って見よう」と
言い出して見に行ったことがある。
「君の名は」のヒロイン真知子が触れたとかいう岩だった。
数年前、天草五橋に行きたくなって熊本に飛び三角から
天草までバスで渡った。
しまなみ海道もかなり厳しい計画で尾道から四国に渡った
ことがあるけれど、途中の島のバス停で本当にバスが来るのか
と1人不安だった。
どちらもやはり橋を車で渡るより船で下から眺めたほうが
よいと思ったものである。
天草から島原へ行き、宿をとって火砕流で半分埋まった
家屋などを見学した後、今も真知子岩はあるのか尋ねた
ところあるということなので見に行ってきた。
学生時代の仲間との縁も薄くなっているが、青春時代を
思い出して懐かしかった。
中国雲南省で象の群れが北上して昆明に近づいているとの
ニュースが報道された。
15頭の群れに出会ったら相当怖いだろう。
どこかにに旅した時乗ったことがあるけれど、調教された
象なので怖くはなかったが。
昆明へは石林を観たくて行ったことがある。
羅平で世界一と言われる一面の菜の花畑を見たから2月下旬か
3月初めだったと思う。
石林も菜の花畑も感動した。
その雲南省の省都昆明は大きな町だった。
そこへ象が大挙してやってくる。
作物を食い荒らし、住民を怯えさせる。
象に悪気はないのだろうけれど南に帰るように
中国政府は工夫をしなければ住民は安らかに眠れない。