超弱小球団「仙醍キングス」、その元名選手で監督の南雲。辞任を決めた最終試合で命を落とす・・・・時を同じくしてキングスの熱狂的ファンの夫婦の間に生れ落ちた「王求」。キングスに入り王となる「運命」を課せられ、両親の熱烈な指導の下その才能を開花させていく・・・・と言う・・・こう書くと至極普通でつまらなそうなストーリーが相当シュールでファンタジーな感じで展開されます。
これまでの伊坂作品の中では・・・多分相当異色かと。新機軸?ミュージカルの様な、阿呆度の低い森見登美彦の様な・・・ちょっと肩透かしと言うか「あれ?」と言う感じではある。でも・・・うん、これはこれで面白いです。さらっとあっという間に読み終わる。でもやっぱ他の伊坂作品の方が好きかな・・・つまり伊坂作品と思わなければこれはこれで・・・と言う感じですか。どうもはっきりせぬ。
ありか無しかで言えばありです。
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