神奈川県のとある町役場の文学館担当の坂口由佳利、婚約者と酷い別れをしたばかりのある日はるばる群馬の警察からのコンタクト。身元不明の死体の懐にあった葉書が文学館の主役=地元出身の作家の物だったらしい。その葉警察からはろくな情報は得られず事情通に確認したら、その葉書にはかぞえ歌が。それは実に100年程前にその作家の子供時代に書かれた物と判明し・・・かつてあったことがある、その作家の愛人だったと言う噂もあるそこから可憐な老婆がやってきて作家が遺した謎解きにチャレンジすることにあり・・・そこに由佳利と別れた婚約者共通の同級生も加わって色々調べていくと何やらきな臭い・・・そんなですか?
じっくり順序良く謎の核心に迫っていく丁寧なミステリィでした。事件が100年前・・・と現在の二つで、それぞれが噛み合っていく過程やら、ちょっとした狂気やらなかなか読みごたえがあった終盤はやっぱピークでしょうか。楽しくしっかり読めました。
非常に面白かったです。
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