花散歩

函館および道南の野山の花を中心に、観光、グルメ、温泉などを紹介しています。

モウセンゴケ(毛氈苔)

2008年07月27日 | 山野草
<静狩湿原の花シリーズ>

モウセンゴケは湿原に生育する、草丈6~20cm程のモウセンゴケ科の多年草です。
葉は鮮やかな赤色を帯び、これが緋毛氈(ひもうせん)に例えられました。

葉はすべて根生し、長い柄の先に卵円形の葉身をつけるので、しゃもじ形に見えます。葉身は長さ5~10㎜で表に紅色をおびた長い腺毛が多数あり、粘る液で小虫を捕らえ養分とします。
下に見えている黄緑色のものはミズゴケです。

手前の白い小さな花がモウセンゴケの花です。

6月から8月にかけ、10~15cm程度の花茎を出し、白い花を咲かせます。

花の径は6㎜程と小さく、花弁は5枚、雄しべは5本あります。
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静狩湿原

2008年07月27日 | 道南

先週、長万部市街にある静狩湿原に出かけました。
ここは北海道最南端の高層湿原で、全く観光化されていない天然の湿原です。
入り口は2ヶ所あるものの、このような看板があるだけで、木道や遊歩道などは一切ありません。

このような小沼がいくつか見られます。丁度ヒツジグサが咲いていましたが、葉の彩りが綺麗でした。

朝はガスっていましたが、だんだん晴れ間も見えてきました。
ここにはミツガシワが沢山あり、花の時期に是非訪れてみたいと思いました。

湿原は乾燥化が進行して縮小しているそうです。それでもあちこちに水たまりのような小沼が点在し、足元がぬかるんでいるので、長靴が必需品です。
コメント (6)
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