~ 恩師の「心行の解説」より ~
「意識は大宇宙体を支配し
万象万物をして調和の姿を示さん」
「調和」という言葉もよく使われますが、「調和」とはこういうものですと、
適切に答えてくれる人は余りありません。
これは、バランスのことです。あの「やじろべえ」を思いだしていただいたら
よく分かると思います。「やじろべえ」はどんな危険な場所に立てましても、
ちゃんと立ちます。これは、左右の重りが調和されてバランスがとれているからです。
もし一方が重い場合は、落ちてしまします。
お釈迦様の厳しい修行も、厳しいほうに片寄っていたから悟れなかったのですね。
お城の中の栄耀栄華の生活も、また余り結構すぎて悟ることはできませんでした。
ですから、「やじろべえ」の中心点は常に中程におかなくてはならないように、
「心」を中程に置くことが調和の目的です。
~ 感謝・合掌 ~