~ 恩師の「心行の解説」より ~
「牛がいなければ飼葉桶は清潔だが、耕作をもたらすのは牛の力である」
世の中には、自分の気に入らないことや、社会悪だ、間違いだということはいっぱいあります。
しかしそういう間違いがあり、汚いものがあってこそ、自分が過を犯さず正しく生きた時に、
汚れに染まることのない蓮の花になることができます。
あの蓮の葉はいかに泥水をかけようが乗せようが絶対に汚れません。
しかしあの泥に汚れることのない蓮の花は、あの泥があってこそ咲くことができます。
汚い泥がなかったらあの花を咲かせることはできません。
それと同じことで、この世の中に罪をつくり、過を犯し、悪を積む方がありますが、
そういう方があってこそ、私たちはそれに汚れない花を咲かせることができます。
誤った方たちを私たちの栄養として、悪に染まらない魂を築くことが大切ですね。
すべての事象は私たちの学びの先生です。そのように学んでいきますと、
すべては尊い師に変わっていきます。
~ 感謝・合掌 ~