~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~
第一 蛇の章
一、蛇
八、 走っても疾(はや)過ぎることなく、また遅れることもなく、すべてこの妄想を
のり超えた修行者は、この世とかの世とをともに捨て去る。
―― 蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。
九、 走っても疾(はや)過ぎることなく、また遅れることもなく、「世間における
一切のものは虚妄である」と知っている修行者は、
この世かの世をともに捨て去る。
―― 蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。
十、 走っても疾(はや)過ぎることなく、また遅れることもなく、「一切のものは
虚妄である」と知って貪りを離れた修行者は、
この世かの世をともに捨て去る。
―― 蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。
~ 感謝・合掌 ~