~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~
第一 蛇の章
一、蛇
十一、 走っても疾過ぎることなく、また遅れることもなく、
「一切のものは虚妄である」と知って愛欲を離れた修行者は、
この世とかの世とをともに捨て去る。
―― 蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。
十二、 走っても疾過ぎることなく、また遅れることもなく、
「一切のものは虚妄である」と知って憎悪を離れた修行者は、
この世かの世をともに捨て去る。
―― 蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。
十三、 走っても疾過ぎることなく、また遅れることもなく、
「一切のものは虚妄である」と知って迷妄を離れた修行者は、
この世かの世をともに捨て去る。
―― 蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。
~ 感謝・合掌 ~