~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~
第二 小なる章
12、ヴァンギーサ
わたくしがこのように聞いたとことによると、
―――あるとき尊き師(ブッダ)はアーラヴィーにおける
アッガーラヴァ霊樹のもとにおられた。
そのとき、ヴァンギーサさんの師でニグローダ・カッパという名の長老が、
アッガーラヴァ霊樹のもとで亡くなってから、間がなかった。
そのときヴァンギーサさんは、ひとり閉じこもって沈思していたが、
このような思念が心に起こった、
―――「わが師は実際に亡くなったのだろうか、
あるいはまだ亡くなっていないのだろうか?」と。
そこでヴァンギーサさんは、夕方に沈思から起き出て、師のいますところに赴いた。
そこで師に挨拶して、傍らに坐った。
傍らに坐ったヴァンギーサさんは師にいった。
「尊いお方さま。わたくしがひとり閉じこもって沈思していたとき、
このような思念が心に起こりました。―――
(わが師は実際に亡くなったのだろうか、或いはまだ亡くなっていないのだろうか?)と。
そこでヴァンギーサさんは座から立ち上がって、衣を左の肩にかけて右肩をあらわし、
師に向かって合掌し、師にこの詩を以って呼びかけた。
~ 感謝・合掌 ~