~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~
第三、 大なる章
一、出家
411、かれは眼を下に向けて気をつけている。
この人は賤しい家の出身ではないようだ。
王の使者どもよ、走り追え。
この修行者はどこへ行くのだろう。
412、派遣された王の使者どもは、
かれのあとを追って行った。
―――「この修行者はどこへ行くのだろう。
かれはどこに住んでいるのだろう」と。
413、かれは、諸々の感官を制し、
よくまもり、正しく自覚し、気をつけながら、
家ごとに食を乞うて、その鉢を速やかにした。
~ 感謝・合掌 ~