~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~
第二 小なる章
13、正しい遍歴
368、 修行者が、自分に適当なことを知り、
世の中で何ものをも害うことなく、
如実に理法を知っているのであるならば、
かれは正しく世の中を遍歴するであろう。
369、 かれにとっては、いかなる潜在的妄執も存せず、
悪の根が根こそぎにされ、ねがうこともなく、
求めることもないならば、かれは正しく世の中を遍歴するであろう。
370、 煩悩の汚れはすでに尽き、高慢を断ち、
あらゆる貪りの路を超え、みずから制し、安らぎに帰し、
こころが安立しているならば、かれは正しく世の中を遍歴するであろう。
~ 感謝・合掌 ~