~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~
第二 小なる章
13、正しい遍歴
362、 修行者が陰口をやめ、怒りと物惜しみとを捨てて、
順逆の念を離れるならば、かれは正しく世の中を遍歴するであろう。
363、 好ましいものも、好ましくないものも、共に捨てて、
何ものにも執着せず、こだわらず、諸々の束縛から離脱しているならば、
かれは正しく世の中を遍歴するであろう。
364、 かれが、生存を構成する要素のうちに堅固な実体を見出さず、
諸々の執着されるものに対する貪欲を慎み、こだわることなく、
他人に誘(ひ)かれないならば、かれは正しく世の中を遍歴するであろう。
~ 感謝・合掌 ~