浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

我れ食べず人に施す母の愛
幼き我に布施教えらる

「御垂訓」

2020-09-22 00:13:27 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

添付のお写真は恩師「長尾弘」を始めとして多くの学びの友の方とフランスの
泉の奇跡でお馴染みの聖処女ベルナデッタ様がマッサビエルの洞窟の前で
聖母マリア様にお会いになられた正にその個所に建立されている聖母マリア様を
カメラに収めたものですが、ご覧のようにカスミがかかったようなお姿に写っています。


   恩師のご著書「講演集」より

             講演集、 二

    人間は皆、自己が最もいとおしい


先の続き・・・

先ず自分を愛さなくてはいけません。
その自ら愛するといっても、
「ああ、可愛い可愛い」といって自分をあまやかしたらり、
自分の身体をなでさするのではありません。
これは肉体を愛しているのです。
自らを愛するとは「自分の心を苦しめないこと」です。
自分の心を苦しめないとうその苦しみとは何かといいますと、
これはいつも言います怒り・妬み・謗り・愚痴・・恨み・
憎しみ・不要の心配・不安・恐怖、これらの苦しみを、
自分の心の中に入れないこと、これが自己を愛することです。

そして、人さまに対しても腹を立てさせたり、
愚痴をいわせるような事をしたり、
不安・恐怖を与えたりしてはならないのです。
他を愛すれば愛するほど、今度は他から自分が愛されます。
「汝の隣人を愛せよ」の隣人とは自分の身近な隣人です。
自分の隣にいてくれる身近な人たちを愛した時、
つまりその人たちに一生懸命尽くした時、
その身近な方から愛されるのです。
他という対象を通して自己を愛することになるのです。
他の方、隣人を大事にすることによって自分が大事にされ、
愛し、尽くすことによって、
自分が愛され、尽くされます。


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