浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

集い来る過去世に学びし
友がらの一人一人の
愛おしきかな

「御垂訓」

2020-09-27 23:58:00 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

恩師のご著書「講演集」より

             講演集、 二

       恐い生き神様の話し


またとんでもない神様があります。
話すと、正法らしいことを言うのです。
そしてすばらしいことを言うので、
信者さんたちがそこへ行っていますと、
妙なことが起こってきます。
あるお宅のお父さんが教育熱心でスパルタ教育をするので、
上のお姉ちゃんがすねて。

いわゆる翔んでるお譲ちゃんになって、
親の言うこと聞かなくなったのです。
上はもう手がつけられないからというので、
今度は小学校四年生の下のお譲ちゃんに
お父さんのスパルタ教育が向かってきました。
その下のお譲ちゃんというのは身体が弱いのですね。
その神と称する人のところへ行きますと、
「この子はもう後二年したら死ぬ」と言うのです。
お姉ちゃんとお母さんが「なんとか助けて下さい。

なぜ死ぬのですか」と聞くと、
「お父さんが厳しい教育をするから、この子は耐えられない、
この状態でいくと、この子は二年以内に死んでしまう」と言うのです。
「それではなんとか助かる方法はありませんか」と言うと、
「お父さんが原因でこの子が死ぬのだから、この子を助けたかったら、
お父さんに死んでもらいなさい。
そうすればこの子が助かる。
お父さんが死ぬか、この子が死ぬか、
とちらかが死ななくては解決しない」と、
うまいことを言うのですね。

そこでお姉ちゃんとお母さんとが相談をして、
こんなに小さなRちゃんが死ぬのは可哀そうだ、
お父さんはもう五十年ほど生きているのだから、
お父さんに死んでもらおうかと
いうことになったのです。
神様が「それじゃお金がちょっと高くつきますけど、
私がちゃんとしてあげます」
とおっしゃってね。
「写真を持って来なさい」とのことで、
写真を持っていったのです。


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「御垂訓」

2020-09-27 00:03:39 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

恩師のご著書「講演集」より

              講演集、 二

      出せば入る法則――原因結果の法則


先の続き・・・

ただ、正しい正法を知らない間は、その種が幸せの種か、
不幸せの種かが分からないのです。
盗みをしたり、人を泣かせたりすれば、
これが悪い種ということは分かりますが、
自分の心の作用の種には気が付かないのです。
その種は、
自分の心を苦しめた時に必ず苦しみの実りが現れるということです。
悪い行為はもちろんいけません。

今笑っていた人が瞬間に激怒するとか腹を立てて、
「怒らな損損」といって、怒っている人がありますが、
あれは毎日毎日怒るたびに不幸の種を播いているのです。
又、愚痴ばかり言っている人がありますね。
あれなども愚痴を言ったぐらいで不幸にならないと
思っているのですが、
それが不幸になっていきます。
まさかと思う人の悪口についても、
「悪口を言うのはあいつが悪いから言っているのだ。
そんなことで不幸になるものか」と思いますが、
しかしいけません。

悪口を言う時「ここだけの話しですよ」と言うと、
もうすぐ向こうに聞こえています。
悪口ほど早く通じるものもありません。
「内緒やで・・・」と言えば言うほど、
余計に人はしゃべりたいのです。
その結果、自分の心の中に大きな荷物を背負うことになります。
又、謗りですね。
もちろん恨んでもいけません。
もっといけないのは人を呪うことです。

夜中にカーンカーンと釘を打つ、あれは最も罪深いことです。
人を不幸にして自分が幸せになれるはずがありません。
それが分からないから、
「あいつが憎いから人形の心臓に釘を打ってやろう」呪うのですが、
これは遠い昔の物語かと思いましたら、そうではなくて、
今日はお見えになっていませんけど、神戸の方の現実のお話です。


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