恩師のご著書「講演集」より
講演集、 二
恐い生き神様の話し
またとんでもない神様があります。
話すと、正法らしいことを言うのです。
そしてすばらしいことを言うので、
信者さんたちがそこへ行っていますと、
妙なことが起こってきます。
あるお宅のお父さんが教育熱心でスパルタ教育をするので、
上のお姉ちゃんがすねて。
いわゆる翔んでるお譲ちゃんになって、
親の言うこと聞かなくなったのです。
上はもう手がつけられないからというので、
今度は小学校四年生の下のお譲ちゃんに
お父さんのスパルタ教育が向かってきました。
その下のお譲ちゃんというのは身体が弱いのですね。
その神と称する人のところへ行きますと、
「この子はもう後二年したら死ぬ」と言うのです。
お姉ちゃんとお母さんが「なんとか助けて下さい。
なぜ死ぬのですか」と聞くと、
「お父さんが厳しい教育をするから、この子は耐えられない、
この状態でいくと、この子は二年以内に死んでしまう」と言うのです。
「それではなんとか助かる方法はありませんか」と言うと、
「お父さんが原因でこの子が死ぬのだから、この子を助けたかったら、
お父さんに死んでもらいなさい。
そうすればこの子が助かる。
お父さんが死ぬか、この子が死ぬか、
とちらかが死ななくては解決しない」と、
うまいことを言うのですね。
そこでお姉ちゃんとお母さんとが相談をして、
こんなに小さなRちゃんが死ぬのは可哀そうだ、
お父さんはもう五十年ほど生きているのだから、
お父さんに死んでもらおうかと
いうことになったのです。
神様が「それじゃお金がちょっと高くつきますけど、
私がちゃんとしてあげます」
とおっしゃってね。
「写真を持って来なさい」とのことで、
写真を持っていったのです。