恩師のご著書「講演集」より
講演、四
「皆様も私のように生きて下さい」――心を苦しめない、
ご奉仕、許し
先の続き・・・
こういう生活の中に、なぜ苦しみがないのかというと、
それは喜びに満たされているからです。
人は一週間働くと、「ストレスが溜まったからそれを解消する」といって、
お酒を飲んだり、パチンコをしたりしますが、
私にはストレスなどは溜まりません。
私の今年一年間のスケジュールを組んでいただきますと、
一日として休みはありません。
三百六十五日無休でございます。
それでも、ストレスが一切溜まらないのは、
喜びに満たされているからです。
その喜びがエネルギーとなって、私に注がれるのです。
昨晩も十二時頃まで、たくさんの方が「ここが痛い」
「あそこが痛い」と言って、
お見えになっていましたので、
タバコを吸う時間もなく癒しをさせていただきました。
今朝十時にここへ来まして、
お話しの始まる直前まで、多くの方に愛の光を
送らせてもらいました。
足が痛くて両脇から支えてやっと辿り着いていただいた方が、
痛みがなくなって「もう一人で歩けます」と言って、
今も喜びを伝えにきて下さいました。
その方は、今、一番前の席に坐っていただいておりますね。
「いかがでございますか、大丈夫ですか」とか、
「ああ、トイレに一人で行ってくれましたか、よかったですね」と、
お話しするこの喜びは、
ご本人も嬉しいと思いますけれど、
私のほうが余計に嬉しいのです。
泣いてその喜びを与えていただきます。