恩師のご著書「講演集」より
講演集、 一
「地上にさ迷う意識と現代医学」
先の続き・・・
どんなに科学の進んだ現代医学をもってしても、こういう病は治せません。
それはなぜかと言いますと、医学は、
人の肉体をただ物質として学んでいるからです。
人間の肉体は物質だけではないのです。
科学とか医学では理解できない深い深い神の分け御霊が
この人間の中にあるのです。
そして一方闇の世界の影響も絶えず受けております。
つまりふるさとに帰ることができないで、
この地上に執着してさまよえる意識がたくさんあるということです。
その意識が、自分が苦しいので、自分と同じ心の在り方をしている人を見た時、
その人にくっつく、つまり憑依するのです。
この地上に執着を残し、肉体はないのに意識となってうろうろしている人が、
近づいて来た人とたまたま心が通じ合った場合、その人にとっつきます。
すると他の人格ができ上がります。
そうすると医学では分からない変な病気になったりします。
現代老人の呆け問題をやかましく言っておりますが、これは統計的に見ますと、
一種の憑依現象が起きているのです。
だから憑依している者を救ったら、呆けが治る例があります。
老人呆けは医学的には老人性脳軟化症といっています。
しかし生命力の弱い者や、自分の思いと一致した人間に出会った時に、
霊の憑依が起こり、それは医者では治せません。
近代医学をもってしても分からない病気はたくさんあります。
心というものを余りにも知らないのですね。
お医者さんの中でも若い医者は絶対にこういうことを信じません。
学校を卒業したての、一生懸命勉強して、
智識を頭に詰め込んだ人は医学がすべてだと思っています。
だんだん年をとっていき、医学の智識、
技術ではどうしても解明のできない謎を体験するごとに、
何かしら物質以外のものがあるのだなあということを、
お医者さん自身体験していきます。
アインシュタインも、ノーベル賞を受けた湯川秀樹博士も、
他にも有名な科学者が神を信じておられます。
現代科学ではどうしても解明できない偉大な力があるということに
到達するのです。